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2025.01.19

「韓国釜山:二つの翼国際カンファレンスの恵み」

 

「…天の父はご自分に求める者たちに聖霊を与えてくださいます。」(ルカ11:13)

 

1月13日から15日まで韓国釜山で行われた「二つの翼国際カンファレンス」に兄弟姉妹で参加してきました。この日のためにお祈りくださった兄弟姉妹の皆様に感謝致します。初日から会場に主の臨在と聖霊による熱気が溢れていました。日を追うごとに参加されている人々の顔が明るくなり、心が解放され、喜びに溢れているのを感じました。すべて聖霊様の働きであることを感謝します。また様々な教会の先生方の証に大きな励ましと慰めをいただきました。特に御言葉と聖霊によって養育していく働きの重要性を再確認しました。その働きには忍耐と労苦が伴いますが、同労者となる弟子たちが立てられた証に恵まれました。ある意味、子育てに似ているところがありますが、霊的な大人、キリストの弟子を育てるというのは時間のかかり、大変骨折る働き(神の国事業)です。キリストの愛に根を下ろし、御言葉と聖霊によって養っていくというプロセス無くして人が霊的に育つことはありません。何よりも霊的成長へと私たち一人ひとりを造り変えてくださるのは神様ご自身です。「ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です」(Ⅰコリント3:7)。私たち教会も「神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈にまで達する」(エペソ4:13)者たちにさらに変えられていきたいと願います。そのような者へと一人ひとりが造り変えられていくことにおいて、聖霊様の助けが肝になってきます。なぜなら、聖霊様が私たちの罪について、義について、世の過ちについて明らかにしてくださるからです。キムソンゴン先生も、「聖霊に照らされなければ人は変わらない!」と語っていました。霊的なことは霊的なことによって解かれるからです。私たちが御霊によって導かれなければ悟り悔い改め、信仰の決断をすることはできません。日々新しくされていくことなく、信仰が化石化してしまうといつの間にか形骸化した宗教生活に陥り、当然恵みから堕ちてしまいます。ですから、いつも新しい皮袋に新しい恵みのぶどう酒が注がれるように、聖霊に満たされ、御言葉によって神の恵みを受け取る者でありたいです。ぜひ聖霊様を求めて祈っていきましょう。最初はそれすらも祈れない、変化が感じられないと思われることがありますが、祈り求めるうちに神様が御霊を注いでくださいます。「あれ、聖書を読むとなんか違う」、「内側から喜びが溢れて来る!」。そのような変化を感じるようになります。
またソンゴン先生はイエス様が福音の力で宣教することを教えられたように、福音の力によって満たされた教会が回復されるべきだと語っていました。教会の中に働く人本主義や合理主義を追い払い、教会が祈りによって霊的力を回復すべきだ、とも語っていました。使徒の働き3章で、ペテロとヨハネが美しの門にいる生まれつき足の不自由な人を癒された時、「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい」(使徒3:6)と言うと、その足萎えの人が速やかに癒されたように霊的力の回復が兄弟姉妹たち、そして教会に回復されることを願います。神様は私たちに最も必要なものをご存じだとイエス様は言われました。「…天の父はご自分に求める者たちに聖霊を与えてくださいます。」(ルカ11:13)
私たちのうちに福音の力が回復され、「私の家は祈りの家」だとあるとおり、祈りによって聖霊充満を受け、霊的な力が教会に取り戻されることを求めていきましょう。それこそ教会(兄弟姉妹)の生きる道です。

 

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