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2026.01.25

「思いがけない出会い」

 

「イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。『ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、 あなたの家に泊まることにしてあるから。』ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。」(ルカの福音書19章5節~6節)

 

先日、ある方の所を訪問いたしました。ご病気で入院しておられるということでした。少しでもお祈りができればと願ったのです。しかし連絡が出来ず突然の訪問となってしまいました。でも思いがけない訪問にビックリされつつも本当に心から喜んでくださり、しばしの交わりとお祈りの時を持つことが出来ました。病人の方を訪問するときには神経を使います。また配慮が必要です。中には人に会いたくないという精神状態の方もおられるからです。でも、今回の来訪を心から喜んでくださり私もお尋ねして本当によかったと思わされました。
しかし、祈りを共にしながら、私たちのイエス様への態度はどうだろうかと考えさせられました。はたして、私たちはイエス様を毎日喜びと感動を持ってお迎えしているだろうかと。
イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。(ルカの福音書19章5節~6節)

私は、このザアカイとイエス様との出会いの場面を想像してはいつも感動を覚えます。突然イエス様から声をかけられたときのザアカイの驚きようはどのようであっただろうかと想像します。一度も会った事のないイエス様。嫌われ者で言葉をかけてくれる人さえまれであったザアカイ。しかも木の陰に隠れて見下ろしているザアカイに対して、イエスは声をかけてくださいました。「ザアカイよ」と彼の名前で直接呼んでくださったのです。心臓が飛び出すほどの驚きだったに違いありません。戸惑いと驚きと嬉しさと喜び、そのような感情が心の中を行き巡ったことでしょう。
また、イエスはザアカイの罪を数え上げて叱責は一切されませんでした。「急いで降りてきなさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから」と客として泊まるという思いもよらない言葉をザアカイは聞くのでした。夢ではない現実のイエスのことばにザアカイは大喜びで降りてきてイエスを家に迎え入れるのでした。突き上げてくる喜びで彼はもうはちきれんばかりではなかったでしょうか。やがて、ザアカイは誰に言われるでもなく、自分がなすべき事を示されイエスに告白するのでした。このイエスとの出会いはザアカイの心の中に生涯刻み込まれた事でしょう。
イエスは私たちの思いを越えて、思いがけない方法や態度で私たちにしばしば近づいてくださるのです。私たちもこのイエス様と毎日新鮮な気持で交わりましょう。聖霊は私たちにイエスとの交わりの喜びと感動を絶えず与えつづけてくださいます。イエスは私たちに絶えず働きつづけておられます。新しい神の御業を体験することが出来るのです。ですから、常識の範囲内だけで信仰を捉えないようにいたしましょう。イエスの御業はわたしたちの想像を越え、思いがけない方法で事を起こされる事を信じましょう。豊かに注がれている神の愛に感動して毎日生きるものとなろうではありませんか。
(プレイバック週報 2004年8月29日「牧師館」より 西田育生師)

 

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