◆主と共に生きる◆信徒の証し

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2024.03.31

■感謝の証②

 

イスラエルの都市テルアビブには、ヤド・ヴァシェムホロコースト記念館があります。この記念館には、一人の男性が恐怖におびえている子どもたちを抱いている記念碑があります。その人は、ポーランド人の医者であり作家である、ヤヌシュ・コルチャック (Janusz Korczak、1878~1942)です。コルチャックは、
自分の仕事をやめて、ユダヤ人の戦争孤児たちを世話するために献身していました。そんなある日、子どもたちを収容所行きの汽車に乗せよというナチスの命令が下りました。この時、コルチャックは「子どもたちが汽車に初めて乗るのを怖がるなら、だれかが手を握ってあげるべきではないか。
私は決してこの子どもたちを見捨てない」と言い、子どもたちと一緒に汽車に乗り、彼らと一緒に死を迎えました。
イスラエルの人々はそんなコルチャックを歴史的に最も偉大な先生として尊敬しています。私たちにも、ご自分のいのちを捨ててまで私たちを愛してくださったイエス様がおられます。今もイエス様は私たちのそばにいて、私たちを包んでくださっています。危険に襲われても、イエス様がともにおられることを信じるなら、挫折しません。状況よりもはるかに大きなイエス様を信じるなら、平安を得ることができます。母親に抱かれた子どものようにイエス様の懐に抱かれるなら、恐れはなくなります。

 

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