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NO.008  2009.12.30

「成長する一年にしよう」

 

主のみ名を賛美します。
新年明けましておめでとうございます。愛する兄弟姉妹の上に神様の豊かな祝福がありますように心よりお祈りを致します。本年もどうか宜しく御願いいたします。
さて、愛する兄弟姉妹はこの2010年をどのような年にしたいと願っておられるでしょうか。「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。」(ピリピ213)とありますように神様が兄弟姉妹に与えてくださる志を大切にしてまいりましょう。目前のことばかりに目を向けていますと、それだけで時間が過ぎ去っていきます。この新年の間に時間をかけて1年をどのように生きればよいのか、じっくりと先ず神様に聞く時を持っていただきたいと思います。祈りの中で神があなたに示される志をしっかりと聞き受け取っていただきたいと思います。
また、自分の中にすでに夢やビジョンがある方は、尚一層それが神様の御心にかなっているかを問いつつ、行動計画を立てていくようにされることをお勧めいたします。あなたの内に始められた神の豊かなご計画が豊にかないますように。主に期待しつつ新しい年を前進してまいりましょう。

 

また言われた。「神の国は、どのようなものと言えばよいでしょう。何にたとえたらよいでしょう。 それはからし種のようなものです。地に蒔かれるときには、地に蒔かれる種の中で、一番小さいのですが、それが蒔かれると、生長してどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に空の鳥が巣を作れるほどになります。」(マルコ4:30-32)

 

Ⅰ自分の持っているからし種を大切にしよう

イエスは神の国をからし種にたとえられました。からし種は種の中で一番小さいのですが、蒔かれると生長してどんな野菜よりも大きくなるというのです。からし種を見たことのある人はその種がどれほど小さいかをご存じでしょう。ケシ粒ほどの小さい種です。しかし、その種の生長は想像を超えるほど大きいのです。神の国もそれと同様だと言われました。
神の国とは神が支配される領域のことであり、神の主権が及ぶ範囲のことです。私たちを通して現わされる神の御業を現わしているとも言えるでしょう。そしてその御業は私たちの信仰を通して現されるということを考えれば、からし種とは私たちの信仰といえるでしょう。神を信じる信仰を通して神の国の豊かな祝福が拡大していくのです。
私たちはしばしば外見の大きさや見栄えの良さに気を取られてしまいます。しかし、神様の目に外見の大きさはあまり関係がないことがわかります。神に対する信仰も同様にからし種の信仰があることが大切なのです。先ず第一にあなたや私の中にすでにこのからし種が与えられているということを忘れてはなりません。

  神は私たちに何もないようなものを要求されることはありません。神が求められるのは、私たちに与えられているからし種を生かすことなのです。この新しい1年、何か特別なものを獲得しなければならないと大きく背伸びをし過ぎないことです。それよりも、自分の中にあるからし種を見いだして、それに徹して生きる事です。早々に出来ないとかダメだというような評価を自ら下すことのないように致しましょう。先ず、自分の中にある神に対する信仰、すなわちからし種があることを確認し、そのことを大切にしていきましょう。「あなたがたの確信を投げ捨ててはなりません。それは大きな報いをもたらすものなのです。」(ヘブル10:35)とあるとおりです。

 

 

Ⅱ成長を目指して踏みだそう。

からし種も種のままなら生長は期待できません。種は畑に蒔かれるから生長するのです。からし種があることを認めたらそれを地に蒔くことです。地に蒔くとはそれを生かし始める。用い始めるということです。ここで気をつけることは生長には段階があるということです。蒔かれた種がすぐに花を咲かせるのではありません。先ず芽が出ます。次に芽が伸びて茎が成長します。枝が生えてきて枝に葉がつき、花を咲 かせ、次に実が出来るのです。そういうわけですから段階を追って成長することを知り、先ずあなたが出来る事から手をつけ始めることです。
私たちはこの一月からディボーションテキスト「マナ」を使い始めました。まだの方がおられたら是非利用することをお勧めいたしますが、このテキストの良いところは、毎日少しずつということです。毎日少しずつ聖書を読み、思い巡らし、祈り教えられたことを実践するようにしていくのです。
もちろん、少しずつの通読は性に合わない、一気に読み通す。そういう人もいるでしょう。それはそれで聖書通読はできるでしょうし、通読の達成感を得るためにはそれも良いと思います。しかし、聖書を生活に生かすようにしていこうとすると、毎日定期的に聖書を読み、思い巡らし、祈る生活を確立することが更に大切になります。身につけるためにはそのためにかける時間がどうしても必要なのです。日々のイエスとの交わりを習慣化するために、毎日少しずつ、からし種を蒔いて育てていこうではありませんか。
もし今までよく途中で息切れをしてきたという人は、取りかかっている事柄の分量が多すぎて負担になって挫折したのではないか考えてみてください。こなそうとする分量が多すぎるのかも知れません。その人は毎日少しずつ、という方法で量を減らすことを考えてみるのもよいでしょう。
また、ある人は先を急ぎすぎているかも知れません。性急な結果を求める余り、未だ十分な信仰の心構えが身についていないにもかかわらず、次々と結果を求めるようなことに手を出し過ぎると、どれもが中途半端になりかねません。着実に、徹底してということも考える必要があるでしょう。
松下電器の創業者の松下幸之助氏が口癖にしていた事があったそうです。「当たり前のことを当たり前に。但し、徹底的にやること。誰でも知っていて、誰でもやれる事を徹底的にやること。」一代で松下電器を築き上げた創業者のこの言葉は傾聴に値するのではないでしょうか。
もう一度、私たちも出来ている、やっている、と思っている事柄を見直してみましょう。中途半端になっているものはないでしょうか。信仰生活に限っていうならば、私たちの教会生活はどうでしょう。神との交わり、祈りの生活、証し、奉仕、捧げる姿勢。また、仕事や家庭生活におけるキリスト者としての心構えなど。もうわかっているという前に、どれほどそれらを徹底してやっているか。と問い直されたら、不徹底な事が多い事に気付かされます。でも、それはまだまだ私たちに成長できる伸びしろが沢山あるという事に他なりませんから、喜んでチャレンジしていきましょう。この年、あなたの中に蒔かれた、からし種の成長に大いに期待してください。

 

Ⅲ主に用いられることを求めよう

からし種は生長するとどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に空の鳥が巣を作れるほどになります。」とあります。驚くほど生長した、からしの木はやがて空の鳥が巣を作れるほどになるのです。空の鳥にとって安定性があり、雛の安全を確保できる場所として最適な巣作りの場所になるというのです。このことは私たちも自分の人生の成長だけではなく、周りの人にとっても自分が役に立つ存在、用いられる存在になるという事にほかなりません。
私たちの2010年の目標は「ピースメーカー(平和をつくる人)となる」ということです。「平和をつくる人は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。」(マタイ5:9)とイエスが「山上の垂訓」において語られた言葉です。あなたや私という存在が平和をつくる存在となるのです。新しい年も現実的には景気の良い話は少ないようです。また、人々の間には不安や恐れや混乱が続くでしょう。人と人との間には争いがあります。ギスギスした人間関係の中で、キリスト者であるあなたや私が「ピースメーカー」となって、神の愛を証ししていくのです。あなたという存在が、家庭で、職場で、友人関係の中で、なくてはならない存在として輝いていくのです。そのようなビジョンを持ちつつ、この新しい年、主に大いに用いられてまいりましょう。
いつも兄弟姉妹のお祈りに感謝をいたします。昨年末のクリスマスチャリティーコンサートは大いに祝福され、700名を超える方々が来場され、新しく導かれている方も起こされています。お祈りを本当に有り難うございました。
また、新しい年も昨年以上にお祈りとご支援をお願い申し上げます。兄弟姉妹の存在と祈りなくして、私たちの働きは前進していきません。本年は、長引いていました宗教法人設立の認可も一月中に下りる予定です。更に社会的な貢献を果たし担うべく、益々福音宣教に邁進していきたいと願っております。御一緒に主の証人として立っていただければ幸いです。
現在テープからCDへの変更を行なっています。2010年からは順次CDへと変更となりますので、どうかご理解とご協力をよろしくお願いいたします。もちろん、どうしてもカセットテープしか聴けないと言われる方はご一報くださいませ。また、教会のホームページで動画を配信始めました。いつでも礼拝メッセージが聞けるようになりました。更新は大体水曜日にされます。ライブ礼拝だけでなく、録画の礼拝もご利用ください。教会ホームページのアドレスはhttp://www.hopechapel.jpです。

神様の圧倒的な祝福が兄弟姉妹の上にありますように。祈りに答えてくださる主に心より感謝しつつ。

 

キリストのしもべ       西田育生

12月19日 ゴスペルコンサート「ハレルヤ!クリスマス」 赤羽会館に700名を超える方々が来られる。

 

12月11日(金)札幌ホープチャペル洗礼式:川崎姉が受洗
12月20日(日)東京ホープチャペル洗礼式:杉下姉、望月姉 受洗。

 
     
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