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NO.006  200910.31

「チャレンジしよう」

 

主のみ名を賛美します。
北から紅葉前線が下りて来ているようですが、皆様のところはいかがでしょうか。寒暖の差が激しいほど鮮やかな紅葉が見られるとのことです。何か私たちの人生の様相に似ていませんか?試練や困難は人生にはつきものですが、それだからこそまた神様の恵みと祝福が大きいことを覚えたいと思います。今年の残された二ヶ月が、神様の豊かな祝福に溢れたものとなりますようにお祈りしています。

50年続いた自民党体制が崩れ、民主党が政権を取って2ヶ月が来ようとしています。掲げたマニフェストを実行しようと政府や各閣燦が奮闘する様予がメディアを通して連日伝わってきます。でもまだまだ混乱しているといった方が良いかもしれません。
官僚主体の政治から政治主導の政治への変革を実現しようという目標を掲げてスタートしたのですから、仕事量も半端ではないと思います。今までの官僚任せの仕事から政治家が主体となって法案作成や行政を行なっていくのです。事業仕分けや新しいマニフェストの実行などてんてこ舞いといったところでしょう。しばらく混乱を恐れないで挑戦し、何としても改革を実現してもらいたいと願います。そのためには混乱も避けて通れないことだと思います。小手先のボーズで終わらせないためには、多くの汗と犠牲が払われなければなりません。国民の代表として、大いに奮闘してチャレンジしてもほしいものです。そのチャレンジ精神がまた国民の支持を得ることになるのです。

私たちの人生も毎日がチャレンジ(挑戦)です。私たちは「神の作品であって、良い行ないをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。」(エペソ2:10)と聖書は記しています。神の作品として造られた私たちは、「良い行い(神の使命)をするために」生かされているのです。
あなたは何かチャレンジするものを見つけられましたか。チャレンジを通して私たちは成長するのです。
「いや問題だらけで、挑戦するところまではいきませんよ」と言う人もいるかもしれません。でもそれも考えてみれば自分自身の成長に大きなチャンスをいただいているとも言えるのではないでしょうか。人生に悩みはつきもので試練に合うこともしばしばです。でも、その試練や困難を通して、私たちは自分の人生を見直し、チャレンジすることがあることを示され、成長が促されていることに気付くのです。何も目標がない、チャレンジするものがないと思っている人は、表面にはわかりませんが、実際は(生きた屍状態)になっていると言えるかもしれません。神檬から私たちにくださっている人生のチャレンジを受け取っていきましょう。

 

ペテロは、ヨハネとともに、その男を見つめて、「私たちを見なさい。1と言った。男は何かもらえると思って、ふ たりに目を注いだ。すると、ペテロは、「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・ キリストの名によって、歩きなさい。」と言って、彼の右手を取って立たせた。 するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、おどり上がってまっすぐに立ち、歩きだした。そして歩いたり、は ねたりしながら、神を賛美しつつ、ふたりといっしょに宮にはいって行った。 (使徒の働き3章4節~8節)

 

Ⅰ 人任せの人生から脱却しよう

人生の転換が起った一人の男の記事が使徒の働き3章に出てきます。この男は生まれつき足がきかず不自由な生活を余儀なくされていました。彼の仕事と言えばいつも神殿の「美しの門」と呼ばれる門のそばに置いてもらい、神殿に出入りする人からの施しを目当てに乞食をすることでした。
ペテロとヨハネが午後3時の祈りに神殿に入ろうとするのを見たこの男は、施しを求めました。ところが、この二人から返ってきたのは「金銀は私にはない。」という言葉でした。彼の今までの人生は人を当てにする入生でした。人の手を借りて門のそばに置いてもらい、人々の隣れみを乞うて、施しを受けて生活をすることでした。それ以外の人生は考えられなかったのです。しかし、ペテロから期待していた言葉を受け取ることは出来ませんでしたが、更にもっと素晴らしいものを受け取ることが出来たのでした。? 「ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」という命令により。彼の足は癒され、大きな人生の転機が訪れたのです。今度は自分の足で歩き、自分で仕事を見つけ、人頼みではない自分で計画した人生を生きる事が出来るようになったのですa
私たちも生まれつき足のきかない人のような人生を歩んではいないでしょうか。誰かが自分を運んでく
れる。人が自分を哀れんで施しをしてくれる。彼にとって都合の良い手助けがなければ生きるすべがなかったのでず。
しかし、ペテロ達との出会いは彼に大きな人生の転換をもたらすことになりました。金銀よりも遙かに素晴らしい神の癒しと新しい自立した人生の歩みが始まったのです。

 

Ⅱ「自ら動く」チャンンジを受け止めよう

神の御業が起こるには、共通した流れがあることを覚えましょう。「イエスの名によって歩きなさい。」
というペテロの命令 → ペテロ、彼の手を引いて立たせようとする。→ 男の応答、立ち上がろうとする。
「するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、おどり上がってまっすぐに立ち、歩きだした。」という流れです。
歩けるようになったら、くるぶしが強くなったら歩ける、というのではありません。先ず立とうとする
ことです。ペテロの手を引く行為は、彼への助けであり、サポートです。この挑戦を受けて彼が立とうとしたことが新しい世界を開きました。
自ら動く。これが鍵です。人任せ、他人任せの人生は自分の人生ではありません。自分で立とうとする
ことです。するとくるぶしが強くなって歩けるようになるのです。信仰は神の言葉に対する応答です。自ら応答するときに自体は動き始める事を覚えたいと思います。
どうでしょうか。自ら動こうとしているでしょうか。誰かが動かしてくれるのを待っていたり、期待し
たりしていないでしょうか。誰も動いてくれない。助けてくれないという嘆きの主人公として生きるか、それとも自ら動くことで喜びの人生を創出するか、大きな違いが起こるのです。
先日、私たちも参加している日本セルチャーチ宣教ネットワーク(JCMN)からのレポートが届きました。

今年の8月に、いくつかの教会の若いリーダー達13名が中心となり、富山に短期宣教に出かけたレポートです。日本の宣教の困難さを嘆くだけではなく、実際にチームで宣教に出かけようという思いからのスタートでした。何人かの体験レポートです。

  • 「この短期宣教を通して、神様の偉大さ、神様に頼ること。自分は神様のカによって、強い者とされるということ。そして、自分の周りの人がどれだけ大切かということそして何より、神様のような愛で周りを愛し、仕えることを学びました。そして、本当に燃やされました。その火を燃やし続けたいです。最高のメンバーにも出会えてよかったです。神様に感謝したいです。」 (K.C>)
  • 「今回富山短期宣教に参加して学んだことはやはり積極的に行動することだと思う。私は面倒だと思うとあまり自分から行動しないタイプなので、この短期宣教に参加したメンバーがどんなことにも積極的に取り組んでいるのを見て、自分の考えを改めさせられました。(M.E)
  • 「今回の宣教から学んだことの一つは、「宣教をイベントとして終わらせることなく、ムーブメントとしていく」ことです。東京に戻った後も、もっと人に関心を持てる者になりたいと思いました。僕はクリスチャン同士の交わりはとても大切だと思っていますが、もっと教会より外に出ていくことを考え、地域の人に関心を持っていくことを価値観としていきたいと思いました。」 (J.O)
  • 「今回教えられたことは、私たちは神様の僕であり、イエス様が一番だということ。これは短期宣教中、私たちに仕えてくれていた宣教師方々がよく言っていたことです。『神様の僕』、『イエス様一番』その言葉は拙い日本語だけれど何か力強さを感じました。…宣教師である彼らが神様の僕だといいながら喜びの中で私たちに仕えてくださいました。とても不思議な感じがしたけれど、その姿は本当に美しく、とても魅力的でした。私たちは神様の僕であるということは基本的なことだけれど、忘れやすくもあるように思います。決して見失ってはいけない神様の教えの一つだと思います。私たちは神様の僕ゆ えに、従うのです。」(M.T)

 

それぞれが実際に伝道を体験して受け取った神様の心でありスピリットが伝わってきます。これも実際 にチャレンジした恵みです。私たちも神様の促しをいただきながら、実際に行動していく者となりまし ょう。大きな発見と成長がそこにはあるのです。

 

Ⅲ 感情ではなく、信仰の決断をしよう
私たちが行動をする時に何を土台として動くかをチェックしなければなりません。多くの場合、私たちは自分の気持ちや感情に聞いてしまいます。その気にならない、出来そうにない、難しいだろう、自分だけが動いても。などなど色々な思いが湧き起こってきます。もしその感情や思いに聞いていたのでは何も生まれません。どこかで、感情を越えてとにかくやってみる決断をすることです。いつも晴れ渡ったスッキリとした感情や思いで行動できるとは限りません。むしろ、不安や恐れを抱えていたりする方が多いのです。感猜は進まないし気持ちもすっきりしないが、とにかくやってみよう。これが信仰に立つということです。心が晴れるまで、その気になるまで待っていては現状を打開することは出来ません。神様に祈りつつ、一歩前に進み出ようではありませんか。この足のきかない男も、ペテロの促しに従って間髪入れず行動したことが大きな人生の転換点となったのです。御言葉に従って生きるとはこのような決断と行動から姶まることを覚えましょう。その時に聖霊の大きな助けが起こされるのです。

いつも兄弟姉妹のお祈りに感謝をいたします。今年もあと2ヶ月です。豊かな実りを期待しながら前進いたしましょう。兄弟姉妹の新しいチャレンジが大きな実を結ぶ人生へと繋がっていることを信じましょう。また、私たちは一人ではありません。祈りのサポートが共に必要です。祈りの課題をお知らせください。兄弟姉妹のために続けてお祈りをしております。
最近カセットではなくCDを送ってくださいと言われる方が増えております。それで現在テープからCDへの変更を行なっています。2010年からは原則CDのみでの発送となりますので、どうかご理解とご協力をよろしくお願いいたします。もちろん、どうしてもカセットテープしか聴けないと言われる方はご一報くださいませ。また、教会のホームページで動画を配信始めました。いつでも礼拝メッセージが聞けるようになりました。更新は大体水曜日にされます。ライブ礼拝だけでなく、録画の礼拝もご利用ください。
教会ホームページのアドレスはhttp://www.hopechapel.jpです。

神様の圧倒的な祝福が兄弟姉妹の上にありますように。祈りに答えてくださる主に心より感謝しつつ。

キリストのしもべ       西田育生

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