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NO.900 2025.11.23

「普段着でいきましょう」

 

「ですから、あなたがたが良いとしている事がらによって、そしられないようにしなさい。なぜなら、神の国は 飲み食いのことではなく、義と平和と聖霊による喜びだからです。このようにキリストに仕える人は、神に 喜ばれ、また人々にも認められるのです。」(ローマ人への手紙14:16-18)

 

あなたの周りにいる方々はあなたがクリスチャンであると言う事をどれだけ知っていますか。普段、世間話はよくするのだけれど、こと信仰のことになると急になぜか口ごもってしまったり、どう言おうかと戸惑ったりした経験の人もおられるでしょう。どう思われるかと相手の反応が気になって不安に思ったりしたこともあるかもしれません。
先ず、何か相手を説得しようとするよりも、自分がクリスチャンであることをさらりというところから始めてみましょう。自分が教会に行っていること。キリストを信じるようになってどうなったかなど、自分の体験から話し始めるのがいいでしょう。意外とあなたが思っているほど反応は悪くはないはずです。皆、口には出さないかもしれませんが、何か信じるものを求めているものです。さわりだけ話して、もし相手が興味を持ったら、教会で聖書のメッセージを聞けるので来てみませんかといって誘ってみるのも効果的です。少々わからないほうが興味を持ち、もっと知りたくなったりするものです。
それだけではありません。あなたの普段の仕事振りや態度でも証できるのです。ある方が教会に行くようになって仕事に対する意識が変わったことを話してくださいました。それまでは人が見ていると一生懸命仕事をするけれど人が見ていないと、すぐに手を抜いてしまったり、いい加減になってしまっていたそうです。
でも教会に通うようになり信仰に触れ、イエスを信じるようになってから、「人の顔色をうかがって生きるのではない。神様がいつも見守っておられるのだから、この神様の前に自分は忠実に生きよう。」そう思うようになってから人が見ていようといまいと関係なく、与えられた仕事に忠実にするようになったそうです。するとその変化に周りが気づいてその誠実な生き方を彼に伝えるようにまでなったそうです。このような普段の生き方や態度は非常に大切です。毎日愚痴ばかりいっている人に人は魅力を感じるでしょうか。むしろ喜び感謝して生きている人にこそ人は魅力を感じます。
特別な事ではありません。私たちの毎日の些細な生活の中をもう一度点検してみませんか。あなたの語る言葉,取っている態度、仕事振り、クリスチャンになって生き方が一味も二味も違って来ると人々はあなたの存在に気づくようになるのです。周りが悪口を言っていても決してそれに乗せられない事です。自分でわからないときは,クリスチャンの友達や家族の人にどんな言葉や態度をとっているか聞いてみるのも自分を知るいいきっかけです。
神を信じている人は神様だけではなく、人にも認められるようになるのです。それはあなたの誠実さや謙虚さ、忠実さにその生き方が表われてくるようになるからです。それこそが大きな証しであり、福音に生きる生き方だといえるでしょう
                          (プレイバック週報  2004年6月13日「牧師館より」 西田育生師)

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