「日々の忠実な歩みを大切に」
「こういうわけで、私たちを、キリストのしもべ、また神の奥義の管理者だと考えなさい。このばあい、管理者には、忠実であることが要求されます。」(Ⅰコリント人の手紙4:1-2)

先日、徳島特産のすだちが贈られて来ました。そのツンとした鼻にくるかおりと、すっぱさはやはり独特のものです。お吸い物や酢の物にしぼって入れたり、皮をすって入れると、秋の香りが口中に広がる感じが致します。また、旬のサンマに大根おろし、それにすだちとくればそれは今の季節の最高のご馳走という事になります。
私たちは収穫されたものを賞味するだけですが、しかし、それが収穫され市場に出るまでにはどれほどの労力が払われてきた事かと思わされます。一つの作物を作るのでも、あぜを作り、土を耕し、土を盛り上げ、苗を植えるのです。収穫の日まで油断なく、草を取り、水分や養分を十分に与え、害虫を駆除して作物を育てるのです。途中で手を抜くことは出来ません。そのようにしてこそ豊かな収穫あずかることが出来るのです。それは私たちの信仰生活も同じです。日々の信仰生活が大切です。忠実に神を見上げ御言葉に養われ心を耕していく時にこそ神様は豊かな人生の実りを与えてくださいます。
「こういうわけで、私たちを、キリストのしもべ、また神の奥義の管理者だと考えなさい。このばあい、管理者
には、忠実であることが要求されます。」(Ⅰコリント人の手紙4:1-2)
罪の救いにあずかり、神の子の特権にあずかった私たちは、今度は『キリストのしもべ』『神の奥義の管理者』として生きることが期待されているのです。私たちを通して神の御国の真理がこの世界の人たちに告げ知らされるように神はしておられます。あなたや私の使命は大きいのです。そこで求められる私たちの信仰の姿勢、それは『忠実』さです。
あなたの信仰の忠実度はどれくらいでしょうか?まず、信仰の七つの分野について点検してみましょう。
先ず、礼拝はどうでしょうか。毎週の礼拝をどのように捧げておられますか?礼拝時間10分、15分前に来て祈って備えましょう。神の臨在を祈り、期待し、聖霊の働きを期待いたしましょう。また聖書はどうですか?日曜日だけでなく毎日のみことばを頂きましょう。神と交わるディボーションを大切にいたしましょう。祈りはどうですか?困ったときにまとめてどかっと祈るのではなく、日々の祈りを大切に致しましょう。率先して時間を作って水曜日の祈り会などに参加いたしましょう。献金はどうでしょうか?額の問題ではなく、私たちの信仰の姿勢として、十一献金を毎月、忠実に捧げましょう。自分を捧げる行為が献金に表されます。現状に満足しないで、積極的に捧げましょう。神は必ずあなたを祝してくださいます。伝道はどうでしょうか?あなたの家庭、職場であなたの証しを致しましょう。教会を紹介しましょう。また交わりを大切にしておられますか?信仰の友に対してあなたの愛を分かち合いましょう。自分さえよければというのではありません。愛をもって仕えあいましょう。また奉仕はどうでしょうか?あなたができる教会での奉仕があります。隠れた奉仕もあります。どうか何にでも果敢にチャレンジして見て下さい。忠実さを実践してみましょう。神はあなたを神のしもべとして整えてくださいます。
(プレイバック週報 2003年8月31日『牧師館』より 西田育生師)