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「不思議な導きの糸」
「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」 （ローマ人への手紙8：28)
昨日はカウンセリングの集いがありました。久しぶりに会うことの出来た方々と楽しい一時を過ごしました。それぞれの体験談を伺いました。話も弾み，一人一人の近況にまで話が及びましたが，そのとき一人の方が，「カウンセリングを受けなかったらこんな出会いはなかったでしょうし，皆さんからも有益なお話を聞く事が出来なかったと思います。自分のおこった問題もそのときは辛かったけれど，でもその苦しい事があったからこうして喜びを分かち合う事ができるのだと思います。本当に有り難いです。」としみじみと話しておられました。まさに不思議な出会いが神の手によって与えられたといえるでしょう。
確かに私たちは，様々な問題に出会います。でもその苦難に出会わなければ見えてこないものも多いのです。すべてのことに意味があることを信じれるなら本当に幸いです。
よくこんな話を身近に聞きます。子どもの不登校に直面した父親が，仕事一辺倒で家庭を顧みなかったことに気づかされ，家族との時間や子どもとのコミュニケーションのため，接待や付き合いを止めて自宅に帰るようになった。あるいは自分が病気をしたとき必死に看病してくれる両親の姿に､今までわがままばかり言っていた事を反省させられ親の有り難さに気づかされたという事。試練はいつも苦しいばかりではなく，新たな導きを生み出し，人生を豊かなものしてくれるのです。
特に、イエスキリストを信じ、聖書の御言葉に導かれて生活をするようになるとそのことを強く気づかされます。どんなことにも無駄な事は無く，すべてが神の御手の中にあって導かれているのです。
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。 （ローマ人への手紙8:28）
この御言葉は真実です。神は良きことも，試練も，苦難もすべてを働かせて，益としてくださるのです。ですからどんなことの中にも神の御業が潜んでいることを信じましょう。未だそれは現れてはいないかもしれませんが，きっと，必ず現れてきます。まさに不思議な神の御業と言う他は無いような出来事が起こってくるのです。
今日，この東京ﾎｰﾌﾟﾁｬﾍﾟﾙの礼拝に出させていただいた事を感謝いたしましょう。今日の礼拝も神様に許されなかったら参加する事はできなかったのです。そう考える事と、この礼拝も神様によって導かれて出席させていただいたのです。兄弟姉妹との交わりも神が望まれたからこそ与えられているのです。
そう考えると私たち自身が自分で自由にできることは多くは無いのです。すべてが神の導きであり，憐れみ以外の何ものでもないのです。このことを悟り感謝して生きるものとなりましょう。神は私たちの人生を実に壮大な不思議な糸で導いておられるのです。