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NO.359 2015.07.05

 「家族の救いを祈ろう!

 

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。 (使徒16:31)

 






先日、福岡の筑後川にて洗礼式がございました。福岡ホープチャペルの高村姉妹のご次女で、郁心(いくみ)さんといわれる方が受洗されました。これで、高村家一家4人皆さん洗礼を受けられたことになります。
かつて、高村さん一家はご家族の様々な悩みと苦しみのゆえに、ある新興宗教の団体に入っておられました。それでも、問題が解決せず悩んでおられるときに、かつての友人でもあった福岡の教会の兄弟との再会があったのです。兄弟の熱心な伝道と祈りにより、まずお母様の高村姉妹が信じて受洗されます。さらに続いて長男の勇太さん、長女の香心(よしみ)さんと次々と救われ、そして今回次女の郁心さんが、信仰に導かれたのです。
今回の洗礼式は筑後川で、梅雨の雨が降る中で行われました。川も濁っていましたが、イエス様が洗礼を受けたヨルダン川も濁っているので、イエス様が洗礼を受けられた時と同じだねと言いながら、主を心から賛美しながらの洗礼式でした。
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」と聖書にあるように、イエス・キリストの救いは個人の救いにとどまらず、家族全体に及ぶことを覚えたいと思います。実際、投獄されたパウロの番をしていた看守は神の御業を見て、パウロに救いを求め、彼だけでなく家族全員が救われたことが記されています。
クリスチャン人口の少ない日本では信仰の継承が大きな課題です。私も葬儀の依頼を受けることがあるのですが、そのことを実感させられます。お母様やお父様までは信仰があったのですが、それが子供さんたちに継承されていない場合が多いのです。
「親父は洗礼も受けて教会に行っていたのですが、私はクリスチャンではないんです。それでも葬儀をしていただけますか?」その時には喜んで葬儀を受けるようにしています。葬儀をきっかけにして、今生きておられる子供さんたちに、ご両親の願いを受け止めてほしいからです。亡くなられた親御さんに代わって、「ご両親が願っておられるのは子供さんたちが神を信じて、生きてほしいということですよ。」と語らせていただいています。1代目だけでなく、2代目、3代目と信仰の継承がなされていくならば、キリスト信仰も日本の文化に根付いていくようになると思うのです。
日本のリバイバルが起こるためにも、自分一人の救いだけにとどまらず、家族全体に救いが及ぶように祈ろうではありませんか。あなたの信仰を家族のだれかに伝えてください。最初は聞いてくれなくても、気落ちしないで、主を喜び賛美し続けるのです。周りの人たちは私たちのことをよく見ています。神の言葉に支えられて、祈りつつ歩んでいくならば人々はその秘訣を教えてほしいと願うはずです。
私たちは信仰をいかに次世代に伝えていくか。教会は大きな課題と使命を担っているのです。あなたも是非その使命に生きてほしいと願います。キリストの御業を共に体験いたしましょう。

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