「たいせつな君！」

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している（イザヤ43：4）

昨日、14日（土）の上野の音楽堂で行なわれたゴスペルライブは冷たい雨の降る中で行なわれました。
屋根はあって雨はしのげるのですが、風が吹き抜けるのでかなりの寒さでした。それでも、みんな心から賛美を捧げ、頑張りました。参加者も300名近い方々が集ってくださり本当に感謝でした。
私は教会での予定がありましたので、メッセージの後、一足先に教会への帰途につきました。ところが、銀座線の改札を入りましたら、何人もの人たちが電車の写真を撮ろうとカメラを構えているではありませんか。今まで見慣れた電車を何で撮るのだろうと思っていると、レモン色の電車が入ってきました。話を聞きましたら、今度銀座線に投入された新型の電車なのだそうです。今日が初日なのでまだ、この電車一台しか走っていないのだそうです。なんでもレモンイエローの車体で85年前、大正15年に走った当時の電車を模して開発したのだそうです。
先頭車両に乗りましたが、そこにはカメラを手にした鉄道マニアが大勢乗っていました。駅に着くとすぐに降りて前方から写真を撮り、またドアが閉まらない前にまたすぐ乗るという人もいました。中には、中学生くらいの少年ファンも乗っていましたが、彼の目はランランと輝き、この新型車両の全てを写真に収め、また、この電車の全てを知りたいというような意気込みが伝わってきました。本当に電車が好きなんだなとほほえましくなりました。それと同時に、これほど愛され好かれる電車はいいなと思わされました。
愛する皆さんは、自分が大切にされ、愛され、受け入れられているという実感を感じておられますか。毎日歯車の一つのように自分の存在を感じていて、どうせ使えなくなったら捨てられるんだ。という自己認識しか持てずに苦しんでいるということはないでしょうか。いつも人と比較して、自分がそれほど必要とされているようには思えず、自分の値打ちを感じられない。生きている事が苦しく、耐えられないと感じて生きている人もいるかも知れません。
　神様は私たちを最高の作品として造ってくださいました。神はあなたをあなたとしてデザインされ、造られたのです。となりの人とあなたは違うのです。ユニークな神の作品です。またあなたをこよなく愛しておられるお方が、イエスキリストです。
あの鉄道マニアの少年が目を輝かせて電車の写真にとるように、いやそれをはるかに超えて、神様はあなたを絶えず見つめられ、「最高！」「素晴らしい！」「大好きだよ！」と声をかけておられるのです。そんな声をかけてもらったことの少ない私たちは、にわかにはそれを信じられないかも知れません。でも、それは事実なのです。神様からのこの愛のメッセージを受け取って、いく者となろうではありませんか。そうです。あなたは本当に愛されているのです。
毎朝、目が覚めたら「神様、わたしを愛してくださって有り難うございます！」と神様に感謝の声をかけようではありませんか。「わたしもあなたを愛します！」と叫ぼうではありませんか。あなたは神の目に高価で尊いのです。あなたこそ神にとって「たいせつな君」であることを忘れないでください。