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NO.184  2012.02.26

 「同じ言葉、同じ心、同じ志、同じ実り」

 

どうか、みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保ってください。
(Ⅰコリント1:10b)

 

先週月曜日から水曜日まで韓国釜山で開催された「2012二つの翼国際カンファレンス」に参加をいたしました。今回は教会から11名の兄弟姉妹も参加して下さり、共に恵まれた時を共有することが出来、本当に感謝でした。今年は世界25カ国から約1万人近いクリスチャンたちが集まり、世界宣教のために共に祈り、励まし合い、ビジョンの共有をする集いとなりました。日本からも300人近い方々が各教会から参加され、一つの宣教のうねりが出来つつあることを実感いたしました。
カンファレンスでは、今年から私たちが取り組んでいる体系的な養育と訓練をすでに実践し、多くの実を結んでいるいくつかの教会のケーススタディーや世界宣教の実態と方向性についてのセミナー、さらに各教会による伝道小グループ(オープンセル)のスローガンコンテスト。また一人の人から150のセル家族が生み出されたプンソンハン教会の牧師婦人のメッセージと証、更にはこの養育システムをプロセスとして構築されたキム・ソンゴン牧師の献身(ロードシップ)とビジョンのメッセージなど、多くの刺激とチャレンジを受けたカンファレンスとなりました。
今回改めて大切な事として受け止めたことの一つは「同じ言葉、同じ心、同じ志」と言うことの重要性です。今、私たちは礼拝で第1コリント人への手紙を共に学んでいますが、コリントの教会が抱えていた問題点の一つが「分裂、分派」の問題でした。めいめいが、アポロがいい、ペテロがいい、パウロがいいと,互いがリーダーの名を使って派閥ができあがり、教会はばらばらの状態でした。
せっかく与えられた神様の賜物は機能せず、人の誇りばかりが主張され、互いが批判し合っている愚かな状態に陥っていたのです。ですから当然神の教会としての存在意義を発揮するには至ってはいませんでした。
しかしこの状態は現代の教会の姿でもあります。それが教会の弱さであり、福音が思うように拡大しない原因の一つになっているのです。
サタンは私たちが分裂し、一致せず互いがいがみ合うことをねらっています。ですから、バラバラの状態はサタンの思うつぼにはまっていると言えます。もし教会が同じビジョンで一つになり、互いが協力し合って、福音の働きのために一致するならどれほどのことがおきるでしょうか。
今回カンファレンスに集うキリスト者たちが「福音の絶対的能力」「弟子を作るビジョン」「健康な教会の回復」という価値観で一つになり、国内宣教だけでなく、世界宣教ビジョンで一つになっている姿に神のリバイバルの可能性を見る思いがいたしました。私たちの教会も一つになることが求められています。
神が一人一人の賜物を用いられて、生き生きと主の弟子として主に仕え、更に主の弟子が再生産され生み出されていくように、神が下さっているビジョンに向かって、同じ言葉を語り続け、同じ心となり、同じビジョンに向かって挑戦していこうではありませんか。聖霊なる神は私たちの間で確かに生きて働いておられるのです!

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