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NO.182  2012.02.12

 「強くあれ。雄々しくあれ。」

 

強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。
あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。
(ヨシュア1:9)

 

大きな目標をかかげてそれが実現するには先ず一歩踏み出すことから始まります。何事も、最初の一歩が全ての始りです。ですから、最初の一歩を踏み出したら、目標に進み始めたと言えます。その第一歩が大切なのですが、その一歩にチャレンジする勇気が必要になってきます。
モーセの跡を継いで出エジプトした民を率い、約束の地に入っていこうとしているヨシュアが必要としていたのは一歩踏み出す勇気でした。神様はそのことをご存じで、ヨシュア記の1章で繰り返し、「強くあれ。雄々しくあれ」(1:6,7,18)と励まし続けられました。
現実を見れば、経験不足は否めませんでした。人々の信頼をモーセのように得ていたとは言い難かったに違いありません。「あの若者に何が出来るか。」といぶかしむ声も聞こえていた事でしょう。「俺の方がイスラエルを導くにはふさわしい。」とライバル心を燃やした人もいたかも知れません。周りの雑音に聞いていたらますます萎縮してしまったことでしょう。しかし、彼が先ず何よりも聞くべき声は神様の声でした。神様の励まし。神様の導き。神様のみこころ。そこにヨシュアは焦点を合わせることが求められたのです。
そのヨシュアに神様は約束を再確認させ、激励し、なすべき事を指導されました。神が共におられる確信を握ったヨシュアは勇気をもって前進していくのでした。人の顔色をうかがうのではなく、神が願っておられる事に集中して、黙々と、使命に忠実に従っていったのでした。やがてそのひたむきな信仰の姿勢が周りの人たちにも受け入れられ、彼は指導者として用いられる人となっていったのです。
今年から教会でも体系的な養育と訓練の実際的な学びがスタートしました。未だ十分に理解できていない部分もありますが、一歩一歩愛する兄弟姉妹と進みゆけることは私にとって大きな喜びです。伝道対象者のための小グループ(オープンセル)に参加している兄弟姉妹の中にも、様々な信仰の恵みや証しが与えられていて本当に感謝です。
「伝道は難しいと思っていたけれど、チームでやればやれる。そんな思いになれました。」と、張り切っておられる方。経済的に大変な中で参加された方は、「オープンセルに参加し祈っていたら、思いもかけないところから、仕事の導きがあたえられました。」と証ししてくださったり本当に感謝です。勇気を持って一歩踏み出していくとき、用いた時間や努力は私たちの想像を超えて大きな恵みとなって私たちに返ってくることを知らされます。
兄弟姉妹に神様は新しい恵みの風を用意しておられます。ともに主の恵みにあずかるために一歩踏み出してみませんか。祈りへの一歩。御言葉を読む一歩。奉仕をする一歩。証しをする一歩。小グループに参加する一歩。養育を受ける一歩。あなたのその一歩は決して無駄にはなりません。大きな祝福となって兄弟姉妹に返ってきます。主は生きておられるのです。

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