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NO.174  2011.12.25

 「心を整える優先順位」

 

マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」
(ルカ1:38)

 

昨日の銀座ブロッサムでのゴスペルコンサートは大変素晴らしいものでした。沢山の方々がお越しくださり、キリストの愛に触れられた事を心から感謝いたします。ご奉仕してくださった教会の愛する兄弟姉妹に心より感謝をいたします。これをきっかけにして参加された方々が更に神様に近づいていかれますように続けてお祈りをいたします。
 さて、私たちはこのクリスマスが年の瀬に迎えられることを感謝したいと思います。忙しすぎてたいへんだと言われる方もおられるでしょうが、新しい年を迎えるために心を整える絶好の機会ではないでしょうか。時間があるから、ゆとりがあるから心が整うわけではありません。バタバタし過ぎるのも考えものですが、忙しさの中でも人生の優先順位をはっきりさせることが出来るなら、慌てることなく、余裕を持って事に当ることが出来るのです。
 私たちの心を神様に向けること、これが私たちの第1優先順位です。何をするにも先ず神に聞く、神に求める。祈る。そうして神の計画を受け止める。このことをしていくなら多くのことをする事はなくても、神に喜ばれる人生を歩むことが出来るのです。
 マリヤは御使いガブリエルの受胎告知に驚きと戸惑いを隠せませんでした。まだ婚約中ですし、一緒に住んでいるわけでもありません。聖霊によって身籠もったと言われても、受け止めるにはマリヤの考えの器を越えていました。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」と思わず答えたマリヤの気持ちもよく分ります。しかし、御使いの言葉に耳を傾け、神の約束を知らされ、親戚のエリサベツも年老いて不妊であったにも関わらず、男の子を宿している。「神に不可能なことはありません。」と力強く宣言する御使いの言葉に、マリヤは心を定めるのでした。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」というマリヤの告白に彼女の決意と定った信仰の心を見る事が出来ます。
 なぜ落ち着かないのでしょうか。どうしてふらふらとしてしまうのでしょうか。それは心が整えられておらず、迷っているからです。神様は私たちの心の弱さをご存じです。マリヤにしっかりと語ってくださったように、神様は私たちに語り掛け、心を整理させ、神の御心に生きる決意をさせてくださるのです。
 新しい年に向けて、心を整えましょう。新しい年の計画に神の使命に生きる決意をいたしましょう。新しい年の優先順位をどのようにつけるでしょうか。

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