閉じる

NO.159  2011.09.04

「祈りのパワー」

 

わたしを呼べ。
そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。
(エレミヤ33:3)

 

「カナダの朝は、森の中の鳥たちが起こし、日本の朝は、工場のエンジンの音と勤務交代のサイレンが起こし、韓国の朝は早朝の賛美の歌声と祈りの声が眠りを覚ます。」と言ったのは世界的伝道者のビリー・グラハム牧師でした。
 8月の終わりに韓国釜山での「二つの翼養育システム」集中訓練講座に参加をいたしましたが、改めてビリーグラハム師の言葉が事実であることを確認いたしました。朝5時からの祈りに大勢の人達が集まっていました。教会のリバイバルのために、国のために、世界宣教のために、祈りに専念しているのです。
日本のためにも祈ってくださっています。日本に爆発的な神様のリバイバルが起こるように、毎朝熱い祈りが捧げられていることを知って、私も心が熱くなりました。祈り無くして成長なし、祈り無くしてリバイバルはなし、祈り無くして聖霊の働きはなし、です。韓国の教会によっては朝4時からの祈りに2千人の人達が集まって賛美を捧げ一斉に祈るそうです。韓国教会のリバイバルはこの早天祈祷会から始まったと言われている所以です。
 冒頭のエレミヤの御言葉は33章3節の言葉ですが、神様を呼び出す電話番号「333」だといった人がいます。この電話番号にいつもかけて、神様を呼び出しましょう。留守電になったり、電池切れの携帯電話のようにかけれられないと言うことは決してありません。神様は「私を呼べ。」と言われました。そうすれば私たちの祈りに答え、私たちの思いを越えた、理解を超えた大いなる事を私たちに教えてくださるのです。このことを徹底して信じ、祈ろうではありませんか。人生に神の御業を見たいと願うなら祈ることです。
 今回の韓国での集中訓練で私も大きなチャレンジを受けました。「牧師は3時間祈りなさい。」何度も言われていたことでしたが、それを自分のこととして受け止めました。ひざを折り、神の前に出て祈ろうと決意いたしました。祈りは理屈ではありません。どんな立派なシステムも、祈りと聖霊の働きなしには何も起こりません。聖霊様主導で教会の働きが進んでいくことが神の御心です。
 愛する兄弟姉妹も1日1時間祈れるようにチャレンジしてみましょう。信仰生活の基本である「車輪の生活」の柱はこの「祈り」です。1時間祈るためにはそれを優先順位として定め、今までの生活パターンを見直してみましょう。テレビを見ればあっという間に1時間は過ぎるでしょう。どうかその時間を割いてみてください。1時間早く起きるために1時間早く寝て、早朝の時間を祈りに割いてみてください。早朝は脳細胞も覚醒されよく働きます。
ある牧師先生は「私にとって祈りは趣味です。毎朝の祈りが楽しくて仕方がありません。神様と交わることがクリスチャンの最高の喜びです。」と言われていました。祈りが義務だと思うと重荷になります。でもそれは本当に麗しい神様との交わりの時です。忙しさの中であってももう一度神の前に跪きそこから人生を再構築していこうではありませんか。神の御業の起こる教会、それは祈りにあふれる教会です。あなたの人生が変るのをあなた自身が体験することができるのです。

閉じる