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NO.158  2011.08.28

「御言葉」

 

生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。
それによって成長し、救いを得るためです。(Ⅱペテロ2:2)

 

車輪の生活にたとえられた信仰生活ですが、「キリスト中心」の次に挙げられる大切な柱は「御言葉」です。御言葉、すなわち聖書の言葉は私たちの信仰の柱です。
聖書が記された目的は神様の救いに関する知識と神様と共に歩む生活に必要な様々な方針を与えるためのものです。神の言葉である聖書を学び生活に適用させる習慣を身につけることはクリスチャンの基本中の基本と言えます。
キリストを信じるまでの聖書のイメージは難しいキリスト教の教典としか言えない者でした。しかしキリストの救いにあずかってからは聖書の御言葉が自分にとって麗しい食物のように思えて聖書を読むことが嬉しく、自分の生活の生きる指針となり、力の源となりました。神様の存在を聖書から知るごとに、神様と共に生きることの喜びを味わうようになっていきました。愛する兄弟姉妹も、是非神様の言葉である聖書に親しみ、人生の土台としていただきたいと願います。
神様の御言葉を摂取するための方法は第1に「御言葉に聞く」ことです。「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」(ローマ10:17)とあるとおりです。とくに敬虔なクリスチャンから聞く御言葉を通してキリストのみこころを深く知るようになり、御言葉に断つ素晴らしい恵みを知ることになるのです。
第2は「御言葉を朗読する。」ことです。聖書朗読を通して、聖書全体の流れを知るようになり、部分的に知ることからくる誤解をなくし、文脈に添って正しい理解ができるようになります。聖書各巻、各章の主題と教えを正しく把握するようになるのです。「この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを心に留める人々は幸いである。」(黙示録1:3)
第3は「学ぶ」ことです。個人的に、また小グループで聖書の心理を研究することです。互いの分かち合いを通して豊かな恵みにあずかることができるのです。(Ⅱテモテ2:15)
第4は「暗唱する」ことです。神の導きを受けるために暗唱することは最も効果的な方法です。毎週の御言葉を覚えるだけでも大きな力となります。
第5は「口ずさむ」ことです。「幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。」(詩篇1:1-2)とあるように、御言葉を昼も夜も四六時中口ずさんでみましょう。このことは私たちに知恵を与え、御言葉を更に深く悟らせ、私たちの生活に適用されてくるのです。深い瞑想は深い行動の変化をもたらすのです。
この御言葉に生きる生活をしっかりと私たちの生活に定着させましょう。主が大きな成長と祝福を与えてくださることを信じます。

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