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NO.153  2011.07.24

「聖霊の働きに敏感になろう」

 

神の聖霊を悲しませてはいけません。
あなたがたは、贖いの日のために,聖霊によって証印を押されているのです。
(エペソ人への手紙4:30)

 

先週一週間、聖霊充満の祈り会がもたれ、聖霊の働きの中に浸ることができて本当に感謝でした。助け主として送られている聖霊様との親しい交わりは参加された一人一人に豊かな恵みと更に主を求める時を与えてくださったことに心から感謝いたします。
 この聖霊祈祷会を開催した意図は、初代の弟子達が体験したことを同じように体験することが目的でした。使徒の働き1章を見ますと、弟子達は10日間イエス様が命じられたようにエルサレムで約束された聖霊を求めて祈ったのでした。10日間という祈りの期間が必要でした。この祈りの中でどのような祈りがなされたのか聖書には詳しいことは出てきません。しかし「みな心を合わせ、祈りに専念していた」(使徒1:14)とありますから、みなが心を一つにして聖霊様を求めたことがわかります。また祈りに専念したのですから、祈りに集中したことがわかります。その中で彼らは様々な取り扱いをいただいたのです。
弟子達はこの時渇いていました。イエスは天に召され、自分たちは宣教命令をいただいていましたが、恐れと不安を抱えていたのです。自分たちの弱さをいやというほど感じていたに違いありません。祈りの中で彼らは益々飢え乾き、神の助けを求めて祈ったでしょう。聖霊の注ぎはこの飢え渇きから始まることを覚えたいと思います。「誰でも渇いているなら私のもとに来て飲みなさい」(ヨハネ7:37)とあるとおりです。
祈りながら自分の弱さを痛感し、神の助けを求め、更には自分たちの罪深さを示され、悔い改めの祈りを捧げたことでしょう。その中で弟子達の心は聖霊なる神を迎え入れる心が整えられていったのです。そのためにはこの10日間の祈りが必要だったのです。
私たちにはこの聖霊なる神様の助けが必要不可欠です。あなたや私の信仰生活の原動力であり、助けであり、導きである聖霊の注ぎを受ける事を求めましょう。今回の祈りを通して、聖霊の満たしを経験した人、悔い改めを通してきよめにあずかった人、神の導きを確信した人、神からの聖霊の賜物をもう一度回復させていただいた人、など多くの恵みにあずかれたことは幸いです。時間をかけじっくりと祈るこのような時を1年に一度は持ちたいと願っています。そのために祈りに専念出来る体制を作りたいと思います。
聖霊は特別な時に特別な方法で働かれる時が確かにあります。しかし、同時に聖霊は日々働いておられる事を忘れないようにしましょう。身近な毎日の生活の中に聖霊の働きを認め、絶えず歓迎し、聖霊の語りかけに敏感になりたいと思います。
いつの間にか、自分の計画や自分の思いが信仰生活の中で中心を占めていることはないでしょうか。信仰生活が表層的な宗教生活に陥ってはいないでしょうか。私ももっと深い聖霊の取り扱いを受けたいと願っています。神が私たちに託してくださったビジョンに生きるために、人の思いではなく、聖霊主導で前進していきたいと願っています。神の聖霊を悲しませない為にも、このお方との交わりを大切にし、聖霊による証印が押されていることを忘れないようにいたしましょう。

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