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NO.022  2009.01.18

「成長は止まらない」

 

そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。
それは、患難が忍耐を生み出し、 忍耐が練られた品性を生み出し、
練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
この希望は失望に終わることがありません。
なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。
(ローマ人への手紙5:3-5)

 

 先週は札幌への出張がございました。一面の雪景色でした。さすがに町中は除雪が進んでいますが、

テキスト ボックス:  側道は除雪された雪がうず高く積まれ、堅く氷の固まりになっています。点在するアイスバーン化した歩道に足を取られ、危うく転びそうになりました。早速靴屋さんに入り氷や雪道でも歩け、革靴に装着できる簡易型のスパイク付きゴム板を買い求めました。さっさと歩いている地元の人たちを恨めしがりながら、そろりそろりと歩くことしきりでした。

 朝は零下12度、日中でも零下2度でしたが、冬の北海道は厳しく、そのような中で生活することは様々な忍耐を強いられます。でも、そこに住んでいる人たちはたくましく生きています。又その自然は豊かです。食べ物も豊富でおいしい。

 先日「雪の下キャベツ」なるものが紹介されていました。雪の下はちょうど温度は0度で、自然な冷蔵庫になり、冬の間雪の下で貯蔵されたキャベツはデンプンが糖化し、甘くておいしいキャベツになるのだとか。同じように「雪の下ニンジン」「雪の下ほうれん草」などといった野菜が発売されていると言うことでした。雪も用いられれば色々なメリットがあるのです。

 聖書は私たちに「 患難が忍耐を生み出し、 忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す」 と語っています。様々な試練を通して私たちは成長させられるのです。ちょうど厳しい寒さの中で、作物の甘さが増すように、かん難を通して私たちの人格が磨かれ、忍耐が生み出され、練られた品性が形成される。次には練られた品性が希望を生み出すというのです。

 パウロの宣教生涯は困難の連続でした。しかし、彼はそれを嘆きませんでした。人を恨み、つぶやき、他人のせいにすることもありませんでした。かつてはパウロも自分の学識を誇りプライドの固まりで、人から見れば鼻持ちならない男でした。しかし、困難を通して砕かれました。そうしてキリストの品性に近づいていったのです。

 私たちはキリストを信じる者としてどれだけ成長しているでしょうか。表面的には熱心さを装ったりは出来るかもしれません。しかし、本当の成長は根っこからであることを覚えたいと思います。心の深みに、聖霊様の光を照らしていただきましょう。私たちの心の闇が聖霊の光に照らされるときに私たちは飢え渇きを覚えるようになるのです。聖霊の取り扱いをいただきましょう。人を変えるのではなく、変えられなければならないのは自分自身なのです。私ももっともっと神様に取り扱われる一年になりたいと願っています。共に成長しませんか?

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