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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.387 2024.12.01

■黙想エッセイ

 

1930年代初め、アメリカンドリームを実現したアメリカ人たちに大きな脅威が襲いました。大恐慌によって失業者があふれ、消費が縮小し、社会に犯罪が蔓延したのです。その中で「私たちが恐れるべき唯一のものは、恐れそのものである」という有名なことばを残した人がいます。1933年3月4日にアメリカ合衆国の大統領に選出されたフランクリン・ルーズベルトです。アメリカ社会が深刻な経済恐慌に直面していたとき、彼は小児麻痺の後遺症に苦しみ、さらには暗殺の脅威にまでさらされていました。彼がそれらすべての恐れを克服できたのは、信仰の力が大きかったと知られています。神様の恵みを体験した彼は、危機に直面したときも、聖書の教えに従って国を導くことができました。
今日の私たちの人生にも、大きな危機は訪れます。物質的には今までになく豊かに見えますが、人間の成し得た何によっても未来を保証できないことを知った多くの人々が恐れを抱えて生きています。その恐れを乗り越えて回復する力は礼拝にあります。礼拝を通して全能の神様、勝利された主の御霊に満たされるなら、恐れるものは何もなくなります。恐れに目を向けるのではなく、神様に目を向けましょう。まず礼拝を回復しましょう。自分の人生でまともな礼拝がささげられるとき、すべての恐れは消え去ります。

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