■黙想エッセイ
この度、バイブルフェローシップの研修では三日間の宿泊を通して教会メンバーと親しい交わりを持て、又林の中を散策できる美しい自然環境で過ごせたりと、恵みをたくさんいただきました。「一人一人の賜物を活かそう」というテーマで播義也先生ご指導の下、ワークの時も持てたことも感謝です。そこでの自分の賜物を知る学びと、その意味を深く知らされた経験を証したいと思います。
タイムライン(生育の歩み)の作業では、例えば信仰へと導いてくれた友人との出会いが、私の人生を変える意味をもっていたと振り返れたりします。その中で今回は、傷に残る経験について示されるものを頂きました。それは仕事について後の「あの時なぜ周りからあのように敬遠されなければならなかったのか?」といった苦しみについてその意味は、ずっとのちになり、心に賜物としてわかるものだという恵みにあるというものです。先生の「自分史で、重要な出来事を俯瞰すると、過去のつらい経験が喜びに至るうえでその繋がりに欠かせない導きを頂いていたことを知る。」という話が自分事になるのです。その意味は次のプログラム、賜物発見の中で見出せました。そのワークで私の一番高得点だったのは「知恵の賜物」でした。長年コミュニケーション上の苦しみに煩わされ、感情任せを戒めるといった反省を経てきたので、人と平和に関わる知恵が育まれたという意味でみると、わからなくはないとの思いでした。(小沼 敦史)