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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.342 2024.01.21

■黙想エッセイ

 

信徒にとって、不信仰なことばは危険です。致命的な毒のようなことばを捨てなければ、イスラエルの民のように危機的な状況で罪の本性を現すことになります。それは自滅への道です。神様は、カナンの地の偵察をして来た後、その地のことを悪評する民の否定的な考え方とことばについて、「わたしは生きている.…わたしは必ず、おまえたちがわたしの耳に語ったとおりに、おまえたちに行う」 (民 14:28) と宣告され、荒野で彼らを死なせました。その反面、カレブとヨシュアが「彼ら(カナンの住民) は私たちの餌食となる」と言うと、神様がカナンの地の人々とその地を彼らに渡されました。口は祝福を招くこともあれば、 怒りを呼び込むこともあります。ことばには人を殺すことも生かすこともでき
る「いのちと死の権威」があります。間違ったことばを使えば人生に危機をもたらしますが、良いことばは危機においても共同体を生かすのです。
ワシントン大学の心理学教授であるジョン・ゴットマンは、「結婚を維持するためには夫婦の間に否定的な反応が1つあるたびに肯定的な反応が5つなければならない」と言いました。肯定的な会話と否定的な会話の比率が5対1以下になると結婚生活にヒビが入り始めますが、ジョン・ゴットマンはこれを「魔法の比率5対1」と言っています。神様は私たちのことばに注目しておられます。ことばの権威を正しく用いて人を生かし、勇気を与えるように努めるクリスチャンになりましょう。

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