■愛のジクソーパズル
今私が所属しているのは、アダムセルグループですが、ここ数か月のセル活動の変わりようは、自分が入った当初には考えもしなかったものでした。私が入ったきっかけは、昨年の養育クラスで立美先生にセルを勧められたことからです。
当時の集まりは3人くらいで、2人ということもよくありました。ところが今は、男女一緒のメンバー合わせ5~6人の例会(自称アダムとイブセル?)となりました。また何より変わったのは、セルの始まる前、第一礼拝後に30分ほど礼拝が空くその間を利用してのコーヒーブレイクがその場所で持たれるようになったことでした。アダムセルが発起人ということで世話役をしています。その雰囲気は第二礼拝前に顔を出す人、第一の後に来てしゃべっていく人、新しく来た人をそこに招いてお互い紹介しあう人などとても賑やかです。
世話人として、私は場の準備に携わりましたが、ここふた月は、山本兄弟が健康を回復される迄のお休みのため、自分が菓子購入や礼拝前に準備を終えるよう早めに来るなど、又場の片づけ迄、一人で準備をしようという考えでいました。しかし、私が行くと、飲み物等、準備ができていたり、お菓子の補充は前の週より増えていたり。誰の善意かもわからず何回か行くうち、久保田姉妹が来て準備しているのを見て、見えない支えがあるのを感じさせられました。誰もが行き交える空間をとの思いではじめたコーヒーブレイクでしたが、それは目に見える見えないに関わらない出入りする方々の、その場を心地よいものにしようという心の現れでした。そして、その恵みにより、交わりが豊かになるのだと思っています。
また、コーヒーブレイクができた経緯ですが、私がその発想をセルで初めに聞いたのは、コロナの終息が見え、そろそろ対面礼拝の人が増えつつある頃でした。和田兄弟と山本兄弟が「礼拝に来た人達の顔や名前が分からないまますぐ帰られてしまわれないよう、気軽に知り合えるためのたむろする場を作るのがいい。」と話されたのです(またマナの電子書籍化のアイデアを、和田兄弟から伺うこともありました)。その後、山本兄弟が室内をリフォームして色んなアイデアを集め、今の形へと変え、そこに私も実行部隊として働きを持ちました。それは、他でもないそれぞれの個性ある賜物が、お互いに結びついて生かしあえる働きになりえたということで、その協働なしに今のコーヒーブレイクはできませんでした。ジグソーパズルのワンピースは、皆、形も重さもそれほど変わらず、それだけ見たら何の役に立つかもわかりません。でも、ピースそれぞれの持つ曲がり具合(個性、賜物)を合わせ生かしあえる出会いは、神様が意図されたことであり、そこからさらにほかの異なる賜物が合わさっていく広がりを、今感じています。(小沼 敦史)