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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.325 2023.09.24

■黙想エッセイ

 

1800年代半ばの頃のことです。アメリカ海軍将校マシュー・フォンテーン・モーリーは、ある日、体調がすぐれなかったため、長男に聖書を読んでほしいと頼みました。すると長男は詩篇を読みました。「空の鳥 海の魚、海路を通うものも」(詩 8:8) という箇所を読むと、マシューはもう一度読んでくれるように頼みまし
た。彼は「海路」ということばに大きなショックを受けました。当時は、地上の道路の地図はありましたが、海路の地図はなかった時代でした。彼は息子に「神が海に道があると言われたから、間違いなく深い海に道があるのだろう。さあ、私と一緒に探しに行こう」と言いました。彼が海の道を探しに行こうとしたとき、周りの人たちは「見えない道をどうやって探すというのだ」と言って止めました。 しかし、彼は「創造主なる神様のことばである聖書に記されているのだから、必ず見つかるはずだ」と言い、海の道を探しに出て行きました。 やがて彼は海路を発見し、人類で初めて海洋地図を作りました。また、初めて海洋物理学の教科書を書き、現代の航海技術の父と呼ばれるようになりました。 彼の海洋地図は、船が速く安全に進むことができるように助ける道しるべとなりました。
神様のことばである聖書を愛する信仰の人に、神様はこの世の人が見ることができないものを見せてくださいます。聖書には、世が知ることができない知恵があります。驚くべき知恵の畑で発見した大切な宝は、私たちの人生を豊かにしてくれます。

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