■黙想エッセイ
聖歌 『救い主はわがため』の4番に、このような歌詞があります。「ささぐるもの /すべては君が手より出でたり / ささげまつらん / ゆだねまつらん / 今わが身を/汝が手に」。この賛美の歌詞のように、私たちのすべての恵みは神様から与えられました。召しを受け、救われたことは、実に驚くべき恵みです。2本の足で歩くことができ、喉の声帯を使って賛美することができるのも、同じく神様の恵みです。
私の血管は98%まで塞がってしまいましたが、手術によって命を取り留めました。
これもやはり、神様の恵みです。時には棘も恵みであり、失敗もつまずきも恵みです。
恵みを知った者は、いい加減に生きることができません。その恵みが空しいものにならないように、ほかの人よりも多く労苦します。
愛は赦しと比例します。多くの罪を赦された者は、より多く愛し、赦された罪が少ない者は少しだけ愛します。忠誠も受けた恵みに比例します。恵みを多く受けた者が、より多く忠誠を尽くします。そしてより多く労苦します。しかし、真に恵みを知った者は、自分の苦労を言い表したり、献身ぶりを誇ったりしません。その恵みに感謝し、主のためにもっと多くのものを献げようとします。今のあなたはどうでしょうか。どのように歩んでいますか。より多くの労苦や献身や忠誠によって、あなたが受けた愛と恵みを証ししましょう。