■黙想エッセイ
神様は作品を造るときに、苦難という材料を使われます。苦難にあうと、私たちは「神様、なぜ私をこのように苦しめるのですか」と恨みますが、神様が最高の作家であることを覚えなければなりません。神様が必要だと思われたからこそ苦難がやってきたのに、私たちが反論することができるでしょうか。私たちにできることは、忍耐することだけです。今は良くても後に死ぬほど苦労する人生ではなく、今はつらくても終わりの良い人生となるように生きましょう。私たちには、終わりの良い人生が約束されています。
世の人々はその終わりを知らないため恐れますが、私たちは今何が起こっても恐れる必要はありません。あわれみ深い神様が私たちを勝利させてくださることを信じ、堂々としていればよいのです。私たちの人生は、時計の振り子のようなものです。時計の前に座って振り子をじっと見つめると、くらくらしてきます。振り子は遠くから見るものです。歴史は神様の摂理の車輪によって動きます。ですから、私たちの人生も遠くから眺める必要があります。強い神様の御手に耐えられる人はいないため、また、神様はどんなに壊れた人生でも回復させることができるため、私たちは自分勝手に結論を下すべきではありません。
私たちは、どんな場合にも失敗することのない神様の民です。神様の御手に期待し、与えられた状況の中で神様に完全に信頼して忍耐しましょう。