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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.291 2023.01.29

■黙想エッセイ

 

苦痛や傷、喪失の連続である人生のただ中で、イエス様は私たちとともに悲しみ、いつかは希望が勝つと言われます。しかし、私たちはためらいます。ことばで宇宙を創造し、海を分けられた方、死者を墓から呼び出された方、万物を新しくされる方のことばが真理であることを知ってはいますが、壊れた世に生きている私たちは、なかなかそれを受け入れることができません。
私自身も不眠症に苦しみ、最悪のシナリオを想像したりもしますが、 確かなことは、イエス様が復活であり、いのちであり、この方を信じる者は死んでも生きるという真理です。寂しい人々を永遠の家族として迎えてくださる神様は、私たちを決して見捨て
られません。いのちの主権者であり、今日も私たちの涙を拭ってくださる主のゆえに、私たちは一切れのパンとコップ一杯の水しか残っていなくても、感謝することができるのです。
私たちは死を迎える瞬間も、朽ちもせず、汚れもせず、消えもしない遺産であるイエス・キリストを得ることでしょう。 聖書で最も多く繰り返されている命令は、「恐れてはならない」ということです。 未来への神様の約束は、現在の壊れた現実よりも無限に実質的なのです。この真理に従って生きるためには、神様が与えてくださった信仰が必要です。
苦しみや悲しみは、私たちの人生の中心ではありません。私たちには生きた希望、永遠のいのちであるイエス・キリストがおられます。このことにこそ、私たちは感謝すべきなのです。

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