■連載証-感謝の証し②-
父はそのことがとても心に残り、ホッとして安心したそうです。学びが終わり、父は素直に洗礼を受け入れましたが、母はまだ迷っていました。
そこで、十歳の娘と私は母に電話をする前に「母を洗礼に導くことができるよう私たちを用いて下さい。伝えるべきことを教えて下さい。」と心から二人で祈りました。
娘が電話で話し、最初は何を言っていいのかわからず、困っていたのが「おばあちゃん。おばあちゃんは何度も大きな病気をしたでしょ?でも何度も助けられて生きているのはどうしてだと思う?それは神様がおばあちゃんを愛していて、おばあちゃんを必要としていたからだよ。イエス様がそうして下さったんだよ。」と流れるように話だし、止まらなくなるくらいで、母も私も圧倒されていました。
神様が娘を用いて働いて下さった、と思いました。母は「ほんとうだね。」と言って素直に洗礼を受け入れてくれました。それからは洗礼を受けるための証しを書いたり、皆さんの前で証しを読んだり、高齢の両親にとっては大変なことも、ひとつひとつ、神様の支えと、先生方、たくさんの兄弟姉妹の祈りに支えられて乗り越えていくことができました。
受洗してすぐに、実家にあった神棚も両親の意志で撤去しました。神様は様々な状況や人を用いて、私たちが想像もしないタイミングで父と母を救って下さいました。
「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げて下さる」(詩篇37:5)
これからも両親の信仰が守られ、神様と歩んでいけるよう祈っていきたいです。祈って下さっていた兄弟姉妹に心から感謝します。(木村 美伊子)