■私を生かす賛美■ ―「悩める人々への銘」-
5月26日の第一礼拝で、5か月ぶりに主人とともに賛美奉仕をさせていただきました。主人は2月に大きながんの手術をし、障害を持つにいたりましたが、いま穏やかな日常生活を営むことができています。いやし主に栄光を帰し、またいやしのために祈ってくださったすべての方にこころから感謝申し上げます。
1月4日、主人の腹部CT画像を見せられたとき、素人目にもただごとではないとわかりました。翌週にがんの確定診断を受け、転院し、おおよそのいのちの期限(当時の見立て)を聞くこととなりました。ショックはありましたが、受け入れることができました。私たちには天国ののぞみが与えられているからです。
それからずっと礼拝でご一緒する皆さんには、いままでどおりの私の姿が映っていたと思います。しかし、ひとり家の中で「どうしてこんなになるまで病気が見つからなかったのか」と悔し涙を流したり、病状の変化にうろたえ「もうだめなのかな」と落胆したこともありました。そんなときに私を励ましてくれた賛美をご紹介したいと思います。
「悩める人々への銘」
大きなことを成し遂げる為に 強さを与えて欲しいと 神に求めたのに
謙遜を学ぶように 弱さを授かった
偉大なことができるようにと 健康を求めたのに
よりよきことをするようにと 病気を賜った
幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして 力と成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった
人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために 人生を賜った
求めたものは一つとして 与えられなかったが 願いはすべて聞き届けられた
私はもっとも豊かに祝福されたのだ (作者不詳)
弱さ、病、まずしさ、失敗、これらのものに悩まされてなお、「私はもっとも豊かに祝福されたのだ」と告白できるのはなんと幸いなことではないでしょうか。
※Youtubeで「ある兵士の祈り」で検索すると美しいメロディーに彩られた賛美をお聴きいただけます。
(和田祥子)