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◆主と共に生きる◆信徒の証し

NO.058   2018.08.05

■横山のぞみ

 

私は7月に2週間に渡って、音楽宣教師の内藤容子さんの賛美ツアーに同行し、カナダに行ってきました。洗礼のお祝いでもらった内藤さんのCDを初めて聴いた時、聖書のみことばをそのまま歌詞にした彼女のまっすぐな歌声に感動し、コンサートにも行くようになりました。すると、偶然、熊本のある姉妹を通して私は内藤さんと知り合いとなり、その年のイースターを沖縄の教会で一緒に過ごすことになりました。まさに、神様がその出会いを用意してくださったとしか思えないような出来事でした。
  昨年、西田先生が骨折された時、ホープチャペルでも内藤さんの特別賛美の時がもたらされました。前もって決められていたスケジュールだったのに、まるで入院されている先生やみんなを励ますような賛美のひとときでした。その時、カナダの賛美ツアーについて言われ、「内藤さんのマネージャーとして参加しないか」と聞かれました。私は即「行きます」と返事し、すぐ航空券も購入しました。普通だったら会社を2週間休むというのは考えもしないことですが、ちょうど勤続25周年ということもあり、自分へのご褒美のように思えました。また、熊本の佐伯姉妹やTRUEPRAISEのメンバーの1人が加わるように
なり、一つのツアーチームが結成されました。一方で、行く前から音響の問題をはじめ色々なトラブルがあったりして、不安にとらわれるときもありました。
しかし、礼拝中「旅のために何も持っていかないようにしなさい。それはすべて主が備えてくださるからです。」という西田先生のメッセージに励まされ、すべて主に委ねることを決心しました。
 羽田を出発してからまず、トロントへ飛び、最初のコンサートを迎えました。そこは歴史が古く空調設備もないところで暑さの中でのコンサートでしたが、小鳥の声が聴こえてくる恵まれた賛美の時でした。次は、国内線を4時間乗り、カルガリーへ。そこの日本人教会の牧師夫人は私たち一人一人のために手作り弁当を用意してくれました。また、コンサート当日が日曜日であったため、私たちも聖餐式に参加することになりました。まだクリスチャンでないチームのメンバーが自然に聖餐にあずかる姿を見て、これは神様のご計画の一部であることを確信しました。カルガリーから2時間を走って今度はバンフというところへ。そこは若い日本人の牧師夫婦が牧会をされている教会でしたが特に嬉しかったのは、その教会の姉妹たちが内藤さんの賛美をみんなで覚えて歌ってくれたことでした。前から教会でよく歌っていたようで、これもまた神様が用意してくださった出逢いであることが分かりました。そこでの4泊5日の滞在期間中、私たちはお休みの時間をいただき、神様が作った大自然の中で「ハレルヤ!」が止まらないような経験もしました。いよいよバンフからバンクーバー、そして最後の目的地であるビクトリアへ。飛行機から船に乗り継いでの移動でした。特に、バンフのツアーで一緒だったノンクリスチャンの一人の姉妹が、コンサートのために1時間半車を乗り継ぎ、ビクトリアの教会まで来てくれたことは本当に感動でした。
 すべての教会が大歓迎してくださり、みんなが神の家族であること、そして、すべてにおいて神様が働いてくださったことが実感できた時間でした。カナダのみなさんはこのコンサートを通して恵まれたのかもしれませんが、逆に私たちも日本に家族を残して、カナダという地に来ている方々の確信に満ちた祈りに励まされました。また、日本とは違って教会に行くことが自然で「普通」であること、教会は楽しい場所だという雰囲気はとても羨ましかったし、日本の教会ももっとそうなってほしいと思いました。
 今回のツアーで、私たちはすべての時間に祝福され、守られました。これからは、この祝福の船に一人でも多くの人が乗れるように、クリスチャンとして一生懸命に生きることが私の使命であると思います。これまでの人生において、遠回りしてきたと思われる時間さえも、神のご計画の中にあったことを心から感謝いたします。(横山のぞみ)

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