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現代に生きる新約

No.797 2023.11.26

 ■使徒の働き 11/26/2023

 

すると見よ。主の使いがそばに立ち、牢の中を光が照らした。御使いはペテロの脇腹を突いて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。御使いは彼に言った。「帯を締めて、履き物をはきなさい。」ペテロがそのとおりにすると、御使いはまた言った。「上着を着て、私について来なさい。」そこでペテロは外に出て、御使いについて行った。彼には御使いがしていることが現実とは思えず、幻を見ているのだと思っていた。(使徒12:5-6)

 

ペテロは牢獄の中で、兵士たちに挟まれて眠っていました。すると御使いが現れ牢を光が照らしたのでした。兵士たちはどうなったのかは記されてはいませんが、恐らく何らかの形で眠っていたか、意識をなくしていたのではないでしょうか。
 み使いはペテロの脇腹をつついて起こします。「急いで立ち上がりなさい。」「帯を締めて、履き物を履きなさい」「上着を着て、私について来なさい。」と矢継ぎ早に指示を出します。ペテロが言われるままに従いますと、鎖が外れ、牢の扉は開き、衛所を過ぎて外に出ることができたのでした。 
 神様がなされることは私たちの思いを越えてはるかに偉大で鮮やかです。これは現実に起こったことだったのですが、ペテロは幻を見ているのだと思うほど、あまりに鮮やかで、スムーズに行われたことだったのでした。
 神を信じる者にはこのような奇跡が伴うことを信じたいと思います。周りは八方塞がり、これから起こる事は大変なことばかり、そのように見えることがあります。しかし、神様は真実なお方です。神様に信頼し、キリストの福音のために生きている者のためには神は御業を現わしてくださるのです。
ペテロにはまだ使命が残っていました。彼はローマに赴き、証しをして最期を向かえたと言われています。ですから使命が終わるまでは死ぬことはないのです。ペテロはそのことを確信していましたので、牢獄の中でもぐっすりと眠ることができたのです。神様にすべてをゆだねて歩む人の姿がここにあります。 私たちにも神様の御使いが現れて、神の御業が現わされることを信じようではありませんか。あなたの御使いがいて、あなたの働きをサポートしてくれるのです。御使いは人に仕える霊です。神様は御使いを動員して助けてくださるのです。

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