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NO.697  2021.12.26

「一年の感謝をささげよう」

 

いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。(エペソ5:20)

 

今年ももう数日で終わろうとしています。今年も様々なことがありました。コロナ過との戦いで開け、また暮れようとしている一年でした。そんな中でも、感謝なことに第5派が収まり他国に比べて随分と感染者数が減少し、普段の生活を取り戻しつつあります。しかし、変異型がまた広がろうとしていて、年明けから拡大するとも言われています。なんとも不安定な現実がまだあります。
 そんな中で私たちの生活様式もだいぶ変化しました。リモートによる仕事や会議、マスク着用の日々、消毒の徹底。教会も十分な交わりができているとは言えません。数えたらきりがないほどマイナス面があります。
 兄弟姉妹の中には、愛する家族を天に送り、寂しさを味わっておられる方もおられるでしょう。また今までなかったような大きな問題に翻弄されているという方もおられるかもしれません。
 わたくしも、二年前に手術した大腸がんが肝臓に転移していましたが、落ち着いていたはずの腫瘍が大きくなりまた数が増えていることがわかりました。これは私にとっても新たなチャレンジでした。しかし感謝なことに、神様は新たな治療法を友人の牧師先生の紹介により開いてくださり、治療を開始することができました。
 私たちの人生には良いことばかりではなく、試練や困難なことが度々起こるのです。しかし、それは私たちの視点から見てのことで、神様からの視点から見れば、それらもすべて働かせて、万事を益に、プラスにしてくださることを覚えたいと思います。

 ですから今日の聖書の言葉を心にしっかりと止めたいと思います。いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。」とあります。一年を締めくくるにあたり、私たちは神様にこの一年起こったすべてのことについて感謝をささげたいと思います。もちろん、罪を犯したことや失敗したことを感謝しなさいというのではありません。それらは悔い改め、また失敗しないように努力することが大切です。しかし、同時に罪を悔い改めることに導かれたことを感謝したいと思います。また、失敗によってもう一歩成功に近づいたことを感謝したいと思います。中には感謝できない試練に直面しているかもしれません。試練そのものは感謝できなくても、その試練がなければ、自分の人生を見直すことができなかったのですから、それを感謝することはできるのではないでしょうか。手遅れにならないで早いタイミングで気づかされたことを感謝しようではありませんか。
わたくしも今生活改善にしっかりと取り組み始めています。もっと早めにしておけばと言われればそれまでなのですが、それでも今からでも遅くはありません。生活のリズムをつけるために、夜10時までには就寝、朝5時に起床。そうして祈って仕事モードに入る。そのような生活リズムの確立に挑戦しています。それも自分にとってのチャレンジで神様に感謝しています。ご一緒に神様に感謝をささげながら、新たな恵みの挑戦に向かって前進していこうではありませんか。いつでも、すべてのことについて、主イエス様に感謝をいたしましょう。

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