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NO.688  2021.10.24

「伸びしろは大きい!」

 

むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において、かしらであるキリストに向かって成長するのです。
(エペソ人へのへの手紙4:15)

 

今日3名の方々が洗礼を受けられます。緊急事態宣言解除後の最初の洗礼式です。神様の豊かな祝福がありますように心よりお祈りをいたします。愛する皆様も、神の家族として加えられる一人一人との交わりをよろしくお願いいたします。
洗礼は信仰の告白式です。また、自分の信仰を神様に対し、また周りの人たちに対して明確に表明する信仰表明式でもあります。今までの古い生き方を脱ぎ捨て、キリストを救い主と信じて新しい人として生き始めることを正式に表明する時なのです。洗礼式はゴールではなく、始まりでありスタートです。これから新しい人として成長をしていくプロセスが始まるのです。
成長するカギは何でしょうか。それはみ言葉を思いめぐらし、み言葉に従って生きる生活を身に着けるということです。そのためには聖書を読むことから始まります。聖書を読まないとどこに何が書いてあるかわかりません。また、聖書を通して神様のおこころが語られているのですから、神様のおこころを知るためにも、聖書に親しみ、聖書のみことばにしっかり触れることが必要となります。
次に、み言葉を自分に適用するために、思いめぐらしをすることを習慣化いたしましょう。「主の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。」(詩篇1:2)とありますように、四六時中、口ずさむのです。よく知っている歌や讃美歌が口をついて出てくることがあるでしょう。鼻歌になるほどに親しんでいるからです。同様に、聖書の言葉の意味はどのような意味だろうか。それを実践するにはどのようにしていけばよいだろうか。神様が言われることに喜んで従っていこう。そんな思いでみ言葉を思いめぐらすのです。この作業をしていきますと、神様のみことばが私たちの心に入ってきます。心の思いを支配するようになります。私たちの心と思いをみ言葉で満たすのです。数多く詰め込むというより、そのみことばはどのようなことを自分に語っているのか。それを実践するにはどうすればよいのか。心がそのような思いで満ちてくれば、その思いが外側に出てくるようになります。
「良い人は、その心の良い倉から良いものを出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。人の口は、心に満ちていることを話すからです。」(ルカ6:45)とあるように、心の中にあるものが出てきて、人を生かしたり、汚したりするのです。ですから、み言葉によって心の中を照らしていただき、取り除く必要のあるものは取り除いていただき、み言葉を生活に生かすようにしていきましょう。
「むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において、かしらであるキリストに向かって成長するのです。」と聖書は語ります。私たちが愛をもって真理を語り始めるとき、あらゆる点においてキリストに向かって成長が始まっていくのです。「愛をもって真理を語る」とはどのようなことなのか、思いめぐらし始めましょう。そうしてそれに従って歩みだしていきましょう。あなたの成長の伸びしろは本当に大きいのです。

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