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NO.678  2021.08.15

「主の道を整えよう」

 

「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意せよ。主の通られる道をまっすぐにせよ。すべての谷は埋められ、すべての山や丘は低くなる。曲がったところはまっすぐになり、険しい道は平らになる。こうして、すべての者が神の救いを見る。』(ルカ3:4-6)

 

先週、12,13日と私たちが属している日本福音宣教会の全国聖会が兵庫県姫路市で開催されました。コロナ禍で、開催が大変難しい状況ではありましたが、信仰をもって、感染対策をしながらの開催となりました。当教会からも7名の兄弟姉妹が参加してくださいました。通常よりは50名くらい少なかったのですが、それでも全国から160名を超える方々が集ってくださいました。
今回は有賀喜一師を特別講師に迎え、三回のメッセージを語っていただきました。先生は88歳のお年でありながら、今も日本だけでなく、海外でも福音の器、教会成長講師として大きく用いられておられます。
「福音を語ろう!主は働かれる!」というテーマで、第一回目はルカの福音書3章から「全ての者が神の救いを見る」というメッセージを語ってくださいました。主は私たちに「主の道を用意せよ。」と命じておられます。主の証人として私たち自身が人々に主の救いを見せるために立てられているのです。そのためには自分自身を整えることが必要です。
その第一は「全ての谷は埋められる」とあります。自分の人生にある谷、溝、それは埋められているでしょうか。人と人の間に溝があれば和解し、溝を埋めましょう。また、敗北の谷を聖書のみことばに生きることで勝利の道に生きるのです。そのことで、心の谷を埋めるのです。
第二は「山や丘が低くなること」ことが求められます。これは自分の中にある山や丘とはしばしば自分の中にある高ぶりを現します。自分の中にある、自己中心の生き方を手放し、平らにしていただくのです。キリストが現れてくださることを求めましょう。
第三には「曲がったところはまっすぐに」とあります。それは不正直を改めることです。み言葉に従うと言いながら、その通りにしないうそ。そのような偽善的な生き方を改めることです。自分の肉の欲が曲げてしまうのです。聖霊の助けによって肉の欲を十字架につけ、キリストが生きている。そのような生き方をしてまいりましょう。心の中にまっすぐな主への道ができるのです。
第四には「険しい道は平らになる」ようにいたしましょう。それは心の中にあるでこぼこ道を正すのです。それはどういうことでしょうか。それは私たちの生活の優先順位を整えることです。神様を第一にしたり、自分の考えを第一にしたりと一貫性に欠けていることはないでしょうか。神様に従う生活を一貫して貫いていくのです。
これらの生き方を自分の人生に整えていくとき、神様は「全ての者が神の救いを見る」ということが起こってくると語ってくださいました。私たちも自分自身の生き方を整えていこうではありませんか。それが主の福音に生きることであり、そこに神様の御業があらわされるのです。

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