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NO.667  2021.05.30

「人生のランドマーク」

 

信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。 (ヘブル人への手紙 12:2 )

 

東京スカイツリーは634mありますので、都内だと大体どこからでも見ることができます。車で帰宅する時にはスカイツリーが見えるようになると、 家に近づいてきたということがわかります。一説には晴れた日だと福島県から目視することができるとも言われています。私たちにとって、スカイツリーはいわゆる「ランドマーク」(場所などを特定できる目印)と言えます。皆さんの周りにはどのようなランドマークがあるでしょうか。
では、私たちにとって「人生のランドマーク」となるものは何でしょうか。様々な試練や困難に会うと、自分の進むべき道や方向がわからなくなってしまいます。ある時はこれが自分の進むべき道であり、人生だと思っていても、期待通りにならないときもあるのです。
私たちにとっての人生の目印であり、方向を示すお方、それは「イエス・キリスト」です。聖書は信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」と私たちに勧めています。
イエスは私たちにとって「信仰の創始者」です。イエスに出会うことで、私たちは罪から解放され、罪の赦しと救いにあずかったのです。ここに愛がある。ここに救いがある。それがイエスキリストです。イエスは私たちを救うために、天のみ座を去られて、わたしたちと同じ人となってきてくださいました。そうして私たちの罪をご自分に背負われて、身代わりとなって十字架に死んでくださったのです。
またイエスは私たちにとって「信仰の完成者」です。イエスを通して、信仰の歩み、人生をどのように完成目指せばよいか、明らかにしてくださっているのです。イエスの歩みに、自分の人生を照らしていけば、どのように歩めばよいかが見えてくるのです。
イエスは「イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。」とあります。イエス様にとっての喜び、それは私たちが救われることでした。私たちが闇の世界から神の光の世界に移され、神様から与えられている尊い使命に生きるために、自らを十字架にささげていかれたのです。そうして神の右に着座されたと聖書は語っています。
 私たちの人生のランドマーク、目印であるイエスキリスから目を離さないようにいたしましょう。行くべき道がわからないとき、どうしたらよいかわからないとき、しっかりとイエスキリストを見上げましょう。イエスはどのようなお方か、またイエスならどのよう歩まれるだろうか。いまの私に何と語ってくださるだろうか。思い巡らしの中で、イエス様の語り掛けを受けとりましょう。
また、イエスがそうであられたように、私たちが人生の完成を目指して、何を使命として生きていけばよいのか。イエスの歩まれた歩みから人生を見つめ直すものとなりましょう。すると、あなたの歩む方向への光が見えてくるようになるのです。

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