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NO.664  2021.05.09

「厄介な問題にどう向き合うか」

 

あなたがたは、罪人たちの、ご自分に対するこのような反抗を耐え忍ばれた方のことを考えなさい。あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないようにするためです。(へブル12:3)

 

緊急事態宣言が延長されることになりました。5月末までということです。教会もリモートによる礼拝を5月末まで(5月9日、16日、23日、30日)継続することになります。教会に集っての礼拝は6月6日からということになります。このような状態が続きますと、一体いつまでこのような事態が繰り返されるのかと、やりきれない思いになりがちです。特に緊急事態が終わると期待していたことが外れてしまう時には余計徒労感が襲ってきます。また、負のスパイラルにはまり込んで、否定的な事や希望が持てないことに思い悩んでしまうことになります。
このようなコロナ禍の生活だけでなく、私たちの人生には様々な厄介な問題が起こってきます。そのような状況下で私たちはどのように対処していけばよいのでしょうか。
聖書は、「あなたがたは、罪人たちの、ご自分に対するこのような反抗を耐え忍ばれた方のことを考えなさい。あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないようにするためです。」と語っています。私たちに勧められていること。それはイエスキリストにフォーカスすることです。問題を見たり、現状を見すぎないようにするためには、私たちの視線をイエスキリストに向けることです。
イエスキリストは、わたしたちの罪の身代わりとなって十字架にかかって死んでくださいました。その時、人々のあらゆる嘲笑や侮辱、虐待を受けられ、それらを耐え忍ばれたのです。このイエス様が私たちの傍らにおられて、私たちを支えてくださっているのです。
ですから、信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないようにいたしましょう。イエス様こそ、私たちの救い主であり、歩むべき信仰者のモデルです。このお方の生き方に絶えず学んでいきましょう。イエスの十字架の先に復活があったように、私たちの苦しみの先には必ず復活の時が来ることを信じていきたいと思います。
私たち一人が孤高の戦いを続けているのではありません。イエスは共にいてくださり、絶えず私たちを励ましておられます。イエスの語り掛けを日々聞くものとなりましょう。そのために私が毎日配信しています聖書の音声メッセージ「今日のマナ」を活用してください。
あなた自身に音声としての聖書のメッセージを聞かせることです。最初は耳にするメッセージとあなたの思いとが乖離していて、受け取れないときもあるでしょう。それは心の中でせめぎあいが起こっているからです。しかし、聴き続けているうちに、神のみ言葉の力が現わされてきます。時には内容が心に入ってこず、音声だけが流れているかもしれません。しかし、それでも聴き続けるのです。神様はあなたの意識に働きかけ、ある時から神様のメッセージの方があなたの意識に勝り、みことばがあなたの心に入り始めます。
周りの問題に振り回されず、心落ち着け、神のみ言葉、イエスご自身に思いと心を向けていきましょう。あなたは神様の子どもなのです。誰もあなたをキリストの愛から引き離すものはありません。

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