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NO.659  2021.04.04

「復活のイエスにお会いする」

 

それからトマスに言われた。「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」(ヨハネの福音書20:27)

 

Happy Easter! 主イエスキリストの復活を心よりお祝いいたします!
今日は、イースター、復活祭です。主イエスキリストが死からよみがえられたのです。キリスト信仰のかなめ、それはイエスキリストの十字架と復活です。イエスキリストは私たちの罪のために死なれたこと。そうして、三日目によみがえられたこと。このことを信じることが信仰の土台です。
どうでしょうか。あなたはイエスキリストが、よみがえられて今も生きておられることを信じることができるでしょうか。イエスが私たちの罪のために身代わりとなって、死なれたことは信じれます。しかし、復活されて今も生きておられるということを信じるのはなかなかむつかしいです。そう言われる人もいます。
なぜなら死人がよみがえるということは現実的にあり得ることではないからです。今まで、多くの人たちが、理屈に合うようにイエスの復活を解釈してきました。
ある人たちは、イエスは一時的な仮死状態に陥っていたので、墓に収められた後、蘇生したのだと理解しようとしました。またある人たちは、十字架につけられたのは人間イエスであって、本当のイエスは十字架につけられる前に、天に帰られたのだと解釈した人もいました。
しかし、イエスキリストは確かに死なれ、復活されたのです。ローマ兵が十字架のイエスの脇腹に槍を差すと、水と血が分かれて出た。とヨハネは記しています。死んだ後に起こる血液の凝固が起こったのです。
私たちは聖書が記すとおりに、イエスは復活されたということを信じています。福音書には復活のイエスに再会した多くの人たちの証言で満ちています。マグダラのマリヤ、クレオパという弟子ともう一人の弟子。ペテロに、トマス、それ以外の弟子たち。パウロもダマスコ途上で復活のイエスの声を聞きました。パウロによれば500人以上の人たちがイエスに出会ったと証言しています(Ⅰコリント15:5-9)。
私たちも、この復活のイエスに出会い、イエスと共に歩むことが求められています。「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません」(ヨハネ20:25)と言ってかたくなであったイエスの弟子トマスにもイエスは会ってくださいました。 
今あなたが置かれている状況はどのような状況でしょうか。病気や試練で格闘している。家族の問題でどうしてよいかわからない。混乱している状況を持て余し、途方に暮れている。そんな人もおられるでしょう。
私たちは復活のイエスに合わなければなりません。覚えてください。復活のイエスはあなたが思っておられるほど遠くにおられません。むしろ、あなたのそばにおられ、あなたに出会おうと近づいてきておられるのです。
素直にイエス様に祈ろうではありませんか。復活のイエスの力を得たいです。と率直に求めて祈りましょう。イエスはトマスに「信じないものにならないで、信じる者になりなさい。」と言われたように、今日復活のイエスにお会いし、イエスと共に歩み始めてまいりましょう。今日がそのスタートの日になるのです。

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