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NO.649  2021.01.24

「エクセサイズ」

 

また、まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように。
(Ⅰテモテ6:19)

 

緊急事態宣言下ではありますが、まだまだ感染者は高止まりが続いています。このままでは宣言も延長される可能性が大です。各方面で様々な工夫がされ、三密を避ける。ソーシャルディスタンス。時短営業。テレワークやリモート勤務など対応にみな追われています。一番は不要不急の外出を避けるということですが、家の中でじっとしているのもストレスが溜まります。いつの間にか、ストレス発散のために食べることに手が行ったり、動かないために体重が増えてしまっているという人も多いのではないでしょうか。今、家でもできるエクセサイズがはやっていて、健康器具などの売り上げも上がっているようです。
私たちの体だけではありません。私たちの霊的生活も健康を維持するために、適切な「霊的エクセサイズ」を欠かしてはいけません。いつの間にか、目標を見失って、成長が停滞してはいないでしょうか。信仰生活における霊的運動を欠かさないようにしたいものです。
フィットネスクラブなどに行けば、インストラクターがその人に応じて、適切な運動メニューであったり、食事のメニューであったり、様々なアドバイスをしてくれます。それに合わせた健康管理のためのスケジュールを立てることになります。
では、私たちの霊的、人格的成長のために心に留めるポイントはどのようなところにあるでしょうか。まず私たちの人格的成長のことを聖書は「御霊の実」ということで表現しています。御霊の実は「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」です。このような人格的な成熟の実を結んでいるかをチェックしてみましょう。すると、人に対して不寛容であったり、感情に任せて動いてみたり、自分の足りないところが見えてくるのではないでしょうか。それらを神様にお祈りしながら、具体的なアクションメニューを立ててみるのも必要でしょう。また、聖霊様の働きにより、自分の内面の傷や心の苦い要塞に気づかされたら、祈りのミニストリーを通して取り除く作業も必要になってきます。
さらには別の面から私たちの信仰生活の実態をチェックすることも大切です。洗礼を受ける時に学んだ、信仰生活の7原則に従い、自分の生活をチェックしてみましょう。
第1は礼拝です。神様を礼拝する心で礼拝をしているだろうか。第2は聖書です。聖書を毎日の糧として、読む習慣を身に着けているだろうか。
第3は祈りです。毎日の祈りの生活はどうでしょうか。神様と親しく交わる時間を確保しているでしょうか。
第4は献金です。神様の前に忠実に十分の一を捧げているだろうか。またそれにむ勝手チャレンジしてるだろうか。第5は奉仕。神様の働きのために時間や機会を用いているだろうか。できるところで、人や教会に仕えていきましょう。第6は伝道。キリストの救いの恵みや証しを周りの人たちにしてみましょう。第7は交わり。兄弟姉妹との祈りの交わり、信仰の交わり。互いを立て上げる交わりを通してキリストの愛を体験するのです。どうかこれらの項目をあなたの信仰エクセサイズのチェックポイントとして捕らえてください。健康的で、霊的体力のあるキリスト者へと成長させられてまいりましょう。主はあなたと共におられます。

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