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NO.640  2020.11.22

「変わらないものに目を向けよう」

 

イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません。(へブル人への手紙13:8)

 

今日は、感謝祭(サンクスギビング)礼拝です。本来なら、合同で礼拝をささげ、お昼は持ち寄りの愛餐会を開き、ともに一年を感謝する日になる予定でした。しかし、コロナ禍にあるため、今回は通常の礼拝を感謝礼拝としてささげ、愛餐会は中止となります。
このような状況下で、感謝祭というけれど、感謝できないようなことばかりが起こった一年ではなかったか。そう思う方もおられるかもしれません。学校に行けず、会社もリモート、経営も大変。そう思える現状は確かにあるでしょう。周りに起こっていることを土台として生きようとすれば、感謝どころか嘆きのほうが出てくるというのが正直なところかもしれません。
ではどのように感謝をささげればよいのでしょうか。どこに感謝の土台を置けばよいのでしょうか。それは移りゆくものを土台とするのではなく、変わらないものに目を向けることが大切です。変わらないものを土台とするなら感謝をささげることができるようになります。
聖書ははっきりと「イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません。」と宣言しています。そうです。イエスキリストはとこしえに変わることのないお方です。それだけではありません。イエスキリストを通して与えられた尊い救いも変わることはないし、現実がどのように変わろうとも、その救いの恵みはとこしえに変わることはないし色あせることもないのです。
さらに、このイエスは、単に歴史上のお方ではなく、死よりよみがえって天の神の御座におられ、今は聖霊なる神様を通して、私たちと共にいてくださるお方なのです。また、イエスは私たちを導き、助けてくださるお方であり、今も生きて働いておられるお方なのです。このイエスに目を向けることが肝要です。
サタンは私たちの感謝を消し、喜びを消すように様々な策略をもって近づいてきます。「感謝祭といったって、感謝できるものなんて何もないではないか。どれだけ大変か。周りを見てみろ。これでも感謝をするのか。嘆き悲しむのが一番現実的ではないか。」などと言って、私たちを否定的な考えや暗い思いへといざなってくるのです。
変わらないイエスが語ってくださっている変わらない聖書のみことばに心を向けましょう。あなたを励まし、支えることのできるみことばをたくさん暗記いたしましょう。移り変わりゆく世の中だからこそ、変わらないイエスとイエスのみ言葉に私たちの心を向けていこうではありませんか。
今また、コロナ感染者が増大傾向にあります。恐れや不安を抱えている人たちがたくさんおられます。神を見上げ神に連なることの重要性がますます増えています。あなたの変わらない信仰の姿を通してキリストの香りが周りに流れてまいりますように、お祈りをしています。

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