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NO.639  2020.11.15

「口癖を見直そう」

 

死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる。(箴言18:21)

 

わたしの師である万代恒雄牧師の口癖は「ハレルヤ!主よ。感謝します。」でした。車を運転しているときにもしばしば「主よ。感謝します。」 と言われていましたし、一息ついているときも、「主よ。感謝します。」でした。人の重い相談に乗っておられた後にも、「主よ。感謝します。」と言っておられました。とにかくその言葉が口癖だったのです。
何か特別な理由があるわけではありません。強いてあるとするなら、主がいつも共におられ、一緒に歩んでいる感覚があったのではないかと思います。隣りにおられるイエス様にいつも「主よ。感謝します。」と声をかけておられたのだと思います。
私たちはどうでしょう。どんな言葉を口癖としているでしょうか。よく、「ああ、しんどい。」とか「どうしてこうなるの。」とかつぶやいてはいないでしょうか。あるいは何かあると、すぐ「死にたい。」とか口癖になって言ってはいないでしょうか。
聖書は「死と生は舌に支配される。どちらかを愛して、人はその実を食べる。」と語っています。私たちの語る言葉、すなわち舌が「死と生」を支配する。すなわち、生死を分けるというのです。私たちの語る言葉の重要性を物語っている言葉です。
誰にでも口癖はあるのですが、どんな口癖を言っているか注意する必要があります。それは単なる言葉ではなく、語っている現実を引き寄せてしまうことになります。ネガティブな言葉を語れば、ネガティブな雰囲気を引き寄せ、周りにまき散らし、人にも同じ暗い雰囲気を与えることになってしまうのです。
そして実はサタンは私たちの否定的な言葉を利用して、神様との間に壁や溝を作るように仕向けてくるのです。「どちらかを愛して、人はその実を食べる。」とあります。どちらかを愛するとは、自分が選んで使っていることを愛しているというのです。自分ではこんな言葉は使いたくないと思いながら言ってしまっていることが、実はその状況を引き寄せていることになってしまうのです。そうしてその結果を受け取ることになるので、ますます負のスパイラルにはまってしまうことになるのです。
積極的、肯定的な言葉や感謝の言葉、また人を立て、励ます言葉はあなたをプラスの雰囲気にさせます。特に神様への感謝と賛美はあなたを神の臨在のもとに導くのです。つぶやいたり、不平不満を言うのではなく、与えらえたところで、積極的に神様の恵みを探して、見つけて、感謝し喜ぼうではありませんか。聖霊様はそのような私たちの思いや態度を喜ばれ、好まれるのです。
私たちの語る言葉と態度は行動とつながっています。あなたの口癖がプラスの言葉に変われば、あなたは変わります。いつもあなたの口から神への賛美と感謝があふれますように。それをあなたの口癖にいたしましょう。「ハレルヤ!主よ。感謝します。」と告白いたしましょう。そうすれば、あなたの人生は劇的に変えられていくのです。主は近いのです。

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