閉じる

NO.636  2020.10.25

「飢え渇きを祈りへ」

 

鹿が谷川の流れを慕いあえぐように神よ私のたましいはあなたを慕いあえぎます。(詩篇42:1)

 

今コロナ禍の生活で、私たちは様々な忍耐を強いられています。今まで当たり前のように集まっていた集まりが集まれない。行動の制限が求められています。活動の制限は経済にも及び航空会社や飲食業など様々な制約を受け苦しい状況にあります。しかし、この試練を何とか乗り越えようとみな一生懸命です。このピンチが変革の時となり、チャンスへとなるように模索をしているのです。
教会もそうです。聖書の音声メッセージ「今日のマナ」を配信してもうすぐ6カ月となります。現在ラインやYouTube、Facebookなどを合わせると、登録者数だけで500人を超えています。転送してくださっている方々を含めると600は越えるのではないでしょうか。多くの方々が聞いてくださっていますが、わかってきたことがあります。それは多くの方々がみ言葉に飢え渇いておられるということです。
特に、今は教会での礼拝が困難な方や各プログラムや計画が中止となり、教会主体の発信力が弱くなっている状況があります。その中で「み言葉に対する渇き」を覚えておられるのだと思います。もちろんネットを通して様々な牧師先生のメッセージを自由に聞くことができますが、個人の生活にどれだけ適用して生かされているかというとなかなか難しいところです。
手前味噌ながら、今日のマナはわずか5~7分でのメッセージですので、その手軽さや利用のしやすさ、また伝道ツールとしても使いやすいと利用してくださっている方々が増えています。ホープチャペルだけでなく、他教会の方々もこんな気軽な聖書メッセージが聞きたかったとお友達にもどんどん紹介してくださっている報告を受けています。願わくはこれが1000人、2000人と増えていきますように。また多くの方々の霊的渇きの第一歩になりますように、どうか覚えてお祈りをくだされば本当に感謝です。
「不自由さ」という乾き、「不安や恐れ」という乾き、「人とつながれない」という乾き、様々な渇きがあります。それらから解放され、癒されて行くためには、今ある飢え渇きをそのままに放置しておかないことです。それを祈りに転換していくことです。飢え渇いた状態のままでいるとやがて弱り果て、気力をなくしてしまいます。今現在の状況を神様に訴え、神様を慕い求めましょう。
鹿が谷川の流れを慕いあえぐように神よ私のたましいはあなたを慕いあえぎます。」と詩篇の作者は祈っています。のどが渇いた鹿が、谷川の流れを慕い求めて歩くように、自分の魂も渇いて神様のいのちの水を慕い求めていると述べています。まさに私たちの霊的渇きが癒されるための道が示されているのではないでしょうか。
今こそ、私たちの飢え渇きを、神を慕い求める渇きにシフトしていきましょう。み言葉に飢え渇く祈りに転換していきましょう。まことの満たしと癒しは神様から来るのです。様々な渇きを覚えれば覚えるほど、神様の前に出る時なのです。そこにはいのちの水が湧き出ているのです。

閉じる