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NO.633  2020.10.04

「祈りと信仰の輪」

 

私たちの父である神の御前に、あなたがたの信仰から出た働きと、愛から生まれた労苦、私たちの主イエス・キリストに対する望みに支えられた忍耐を、絶えず思い起こしているからです。(Ⅰテサロニケ1:3)

 

先日、10年ぶりにある兄弟姉妹からお便りとお捧げものが送られてきました。 早速お礼の電話を差し上げ、交わりの時が与えられ、懐かしいやら嬉しいやら、互いの近況報告に花が咲きました。
現在は茨城のつくばに住んでおられ、退職された後、子供たちのケアをする福祉活動をしておられます。また、家を解放して、セルグループのリーダーとして主に仕えておられます。この10年間に会った様々なことを分かち合ってくださいましたが、ご家族を亡くされた悲しい出来事や、ご子息が沖縄で牧師となられて仕えておられる喜びなどをお話しくださいました。
更に、わたしをなぜ思い出したかというと、友人のクリスチャンから「誰か知らないけど、これいいから聞いてみて」と言われて紹介されたのが、私が配信している聖書の音声メッセージの「今日のマナ」だったのです。声を聞くとどこか聞いたことのある声で、調べてみると、わたしだったので、懐かしくもあり、うれしくもあり、ホームページを見てお手紙をくださったのです。今は毎日聞いて恵まれています。と言ってくださりわたくしも大いに励まされました。
つながりというものは不思議なものです。今のネット社会では、どこでどうつながるかわかりません。もちろん悪い情報や個人情報の漏洩などの問題もありますが、福音がネットやSNSを通して伝播していくのです。今まで思ってもみなかった人とつながったり、疎遠になっていた人と関係が回復したり、ネットを通して関係ができ、そしてキリストの良き訪れが伝わる橋となっていくのです。
私たちの意識やイメージを広げたいと思います。自分の知らないところで、また見えないところで、見えない方法で、福音が伝わっていくようになるのです。大きな可能性がそこにあることを神様に感謝しつつ、福音が日本全国に伝わっていくように祈ってまいりましょう。
これから福音を伝えるユーチューバーが出てきてほしいと思います。大先輩の尾山令二先生は94歳で最高齢のユーチューバーとして週刊誌にも紹介されていました。牧師だけではありません。すべてのクリスチャンが福音を伝えるチャンネルやカギとなる可能性があるのです。
パウロは遠く離れているテサロニケの教会のクリスチャンたちの祈りと働きを通して、励まされました。 あなたがたの信仰から出た働きと、愛から生まれた労苦、私たちの主イエス・キリストに対する望みに支えられた忍耐を、絶えず思い起こしているからです。」と語っています。信仰の働き、愛の労苦、望みの忍耐。離れているテサロニケのクリスチャンたちの存在が、パウロの福音伝道の可能性とチャレンジの力となったのです。
どうか、あなたの祈りと信仰の輪を広げてください。イエス様の救いの喜びをいたるところで伝えてください。あなたのSNSやFacebook、Lineなどで積極的に発信してください。きっとどこかであなたの発信を待っている人がいるはずです。

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