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NO.632  2020.09.27

「メリハリのある生活」

 

朝はやく、夜の明けるよほど前に、イエスは起きて寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。 (マルコ1:35)

 

新型コロナウィルスの感染者数が減る傾向でしたが、ここ最近はそれが鈍化しているようです。東京はまだ200人近くの新規感染者が出ており、終息には時間がかかりそうです。ワクチンの開発が待たれるところですが、安全面を考えると、必ずしもスピードを上げて開発することがよいわけではなく、ウィズコロナの生活がしばらく続きます。
コロナ感染拡大の中で、私たちの生活はずいぶんと変わったのではないでしょうか。感染リスクを避け、自粛生活が長らく続いています。だいぶ慣れてきたとはいえ、不安を抱え、何事も思い切ってできない中途半端な生活が続いている感は否めません。前のような生活にも戻れないし、終息がいつ来るともわからず、不安の中で生活が進んでいる状態です。
このような状態の時に気を付けなければならないことは、だらだらと無為に時間が過ぎてしまうことです。コロナが終息すれば、行動しようと思っていると、いつ終息するかわからない状況下で、何も行動できない日々が続いてしまうことになるのです。コロナのせいで何もできないと嘆いていても何も始まりません。
今の生活の中で、できる事柄を見つけ実践することが求められています。そうすることで、生活にリズムが生まれ、メリハリのきいた生活ができてくるようになるのです。 このような状況だからこそ、今まで、やりたいと思いつつできなかったことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。コロナがその機会を与えてくれたと捉えたらどうでしょう。新しい喜びの発見がなされるのです。
先日も、小グループの交わりで、一人の姉妹が今までしようと思ってなかなかできなかったことにチャレンジをされたそうです。それは朝の祈りの実践です。朝5時から1時間の祈りに挑戦して、すでに2カ月続いているそうです。自分一人だと続きそうにないので、ご主人に相談したところ、快く一緒に祈ることを約束してくださり、更に友人の方々にも声をかけ、4人~5人の祈りのグループがすぐにできたそうです。毎朝の早朝祈祷会がリモートでできるようになり日々充実した毎日です。と喜びの証しをしてくださいました。そのために夜10時までには就寝し、祈りの時間を確保するようにされたそうです。
また、ある姉妹は、毎朝発信される今日のマナを聞いて一日をスタートできるようになったと証してくださいました。朝5時に配信される聖書のメッセージを聞いて、祈って一日を始めておられるのです。神様の新しい恵みを毎日受け取っていますと言われていました。また友人にも転送しておられて、その輪が広がっているそうです。
イエス様も朝はやく、夜の明けるよほど前に、イエスは起きて寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。」のです。祈りがイエス様にとって一日の活力となりました。私たちも身近な生活でできることに挑戦してみませんか。生活にメリハリができ、豊かなライフスタイルを確立することができるようになるのです。

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