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NO.624  2020.08.02

「ウィズコロナの時代に生きる」

 

弱い人々には、弱い者になりました。弱い人々を獲得するためです。すべての人に、すべてのものとなりました。それは、何とかして、幾人かでも救うためです。(Ⅰコリント9:22)

 

東京都におけるコロナ感染者数が7月31日は463人となり、一日の感染者としては過去最高になりました。都も「感染拡大特別警報」という表現で、警戒を呼び掛けています。
このような状況下で、教会としても都外から礼拝に来られている方々の感染リスクを避けるためにも、神奈川、千葉、埼玉、在住の兄弟姉妹は、8月9日の礼拝から9月6日までの一カ月間礼拝参加を見合わせてくださり、ご自宅でのライブ礼拝、ネット礼拝で礼拝に参加してくださいますようお願いをいたします。ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。また状況が変わりましたら、お知らせをいたしますので、ご協力をお願いいたします。
 このような状況下でも、私たちは柔軟に対応し、キリストの証し人として歩んでいきたいと心から願っています。また、この機会はイエスキリストの福音を伝える絶好の機会でもあります。なぜなら、人々は自粛が求められる中で、孤立し、孤独になる傾向にあります。また、状況の終息が見えない中で、様々な生活不安や心のストレスを抱えています。もちろん私たちもその例外ではありません。しかし、だからこそ私たちはキリストとの交わりの中で、平安をいただき、神の愛の宣教者として人々に共感し、様々なツールを使ってつながっていきたいと思います。
 今の時代が、私たちの思考や、行動パターンを変化させることを求めているのではないでしょうか。それは私たちの信仰生活にも当てはまります。今まで自由に教会に来ることができ、教会に来ることが常態化していたのです。しかし、それがなかなかかなわない中で、どのように神様と個人的な関係を継続していけばよいか。もう一度、ディボーション(QT;黙想の時)の大切さを再発見し、み言葉に向き合うことが一人一人に求められています。
また、伝道方法も工夫をしながら、多くの人たちと関係を継続していくことが大切です。かかわる人たちの心の痛みや叫びを聞き、とりなしの祈りをする。また、様々な伝道ツール(今日のマナ、礼拝動画、証しの本の紹介など)を用いて、その人にあった福音を伝える方法を見出してまいりましょう。
パウロも状況は人々に柔軟に対応していきました。「弱い人々には、弱い者になりました。弱い人々を獲得するためです。すべての人に、すべてのものとなりました。それは、何とかして、幾人かでも救うためです。」と語っているように、相手の立場に立ち、その人が福音を受け入れやすいように、自らを変えることに躊躇しなかったのです。そのためには聖霊の助けが必要です。ただ思いつきや、自分の考えだけで行動するのではなく、聖霊様の助けを求め、導きを求めて、祈りつつ前進していきましょう。神様が素晴らしい収穫の時を備えてくださることを信じて、思い描きつつ歩んでまいりましょう。主はあなたを用いてくださるのです。

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