「ステップバイステップ」

それはそれとして、私たちはすでに達しているところを基準として、進むべきです。(ピリピ3：16）

6月の礼拝が始まりました。しかし、まだすぐに以前のようにとはいきません。しばらく移行期が続くことになります。人によってもう一気に通常の礼拝を始めてほしいと願う人もおれば、まだ教会に行くには、交通公共機関に乗ること自体不安なので、しばらく様子を見たいと思う人もいます。状況は千差万別です。ですから、時間をかけることが大切です。言わば、「ステップバイステップ（step by step）「一歩、一歩」段階を追ってということになります。どうか兄弟姉妹もよくお祈りして、イエス様の導きに従って歩んでいただきたいと心から願い、祝福をいたします。
私たちの信仰の成長度合いも同じです。人によって成長の程度が違います。早い人もいれば遅い人もいます。遅いように見えても、実は、しっかり根を張っているなという人がいます。ですから、うわべで、人を見ないようにしましょう。どちらか一方が一方を見下したり(上から目線)しないで、互いに尊敬し合い、必要な祈りによるサポートをし合おうではありませんか。キリストの身丈にま一人一人がで成長していかれますように。成長のためのステップを抑えておきましょう。
先ず第一は自分が「すでに達しているところを基準」とすることです。それは人の基準ではありません。自分自身の基準です。ある人は一度に３０Ｋｇの重さを持ち上げることができるかもしれません。しかしある人は３Ｋｇを持ち上げるのが精いっぱいの人もいるのです。人の基準を標準に成長を見てしまうと、背伸びをしてみたり、途中で挫折したり、疲れ果てたり、燃え尽きたりします。ちょうどよい程度の重さから始めて、次第に負荷をかけ、重さを増やしていくことで、より大きな重量を持ち上げることができるようになるのです。無理をすると肩を痛めたり、腰を痛めたりすることにもなりかねません。私たちの霊的成長も同様に一歩一歩なのです。そうすることで、次第にペースもつかめ、聖霊様の助けによりペースアップも可能になってくるのです。
第二は毎日継続して成長に努めることです。よく私は一夜漬けで試験に備えていたことがありました。確かにテストはできても、内容は全く頭に残らなかったのを覚えています。毎日コツコツ積み重ねていくことが大切です。それはすべてに当てはまります。毎日継続して聖書を読む。祈る。奉仕する。捧げる。そのことでバランスよく成長することができるのです。
第三は忍耐して継続していきましょう。ということです。「あなたがたが神のみこころを行って、約束のをものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」(へブル10：36)とある通りです。簡単にあきらめないことです。すぐに結果が出ないからと言ってやめないことです。神様の助けをいただいてやり続けていくのです。そうすればやがて必ず、目に見える形で成長が現れるようになってきます。竹の子は地上に頭を出すまでに7年かかるといわれています。しかし地上に頭を出すと一気に成長していくのです。同様に、私たちも忍耐し持続していくなら、必ずブレイクスルー(突破口)がやってきます。
わたくしは、キリストのからだである兄弟姉妹たちが、それぞれのところで、格闘しながら、成長を目指し、チャレンジしておられる姿が目に浮かぶようで、本当に神様に感謝しながら、とりなしの祈りをさせていただいています。必要なサポートを惜しみませんので、遠慮なくお声をかけてください。神様の豊かな祝福をお祈りしています。