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NO.615  2020.05.31

「聖霊と共に前進しよう」

 

こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。(使徒9:31)

 

緊急事態宣言の解除に伴い、本日から共に集う礼拝を開始いたします。二カ月近い無会衆礼拝が終わり、31日からの礼拝再開となります。ただコロナ感染の第2波が来ることも予想され(すでに北九州などではそれが起こっている)国も都も段階を追っての再開を推奨しています。従いまして、教会活動も6月は移行期として活動を順次再開したいと願っています。
愛する兄弟姉妹も、ご自分の体調や状況、また交通機関による移動を見て、礼拝への参加を考慮されますようにお勧めをいたします。この二か月間行ってまいりましたように、これからも継続的にインターネットライブ礼拝を配信して参ります。教会に来ることに困難を覚えておられる兄弟姉妹はそれぞれのところで、教会の礼拝の時間帯と合わせて各自、各家庭で礼拝を捧げられますようにお勧めをいたします。神様がどのような状況にあっても共におられます。イエス様の臨在を覚える礼拝がささげられますように心よりお祈りいたします。
本日はペンテコステの日です。2000年前、弟子たちを含め120名の者が約束の聖霊を受け、一日で5000人もの人々が救われ、教会が誕生したのです。このような日に礼拝が再スタートできるのも神様の御配剤だと思います。それは同時に私たちがこれからどのように教会が進んでいけばよいかを示唆しているともいえるのです。
復活されたイエスは弟子たちに現れてくださいましたが、40日後には天に昇っていかれました。残された弟子たちは力の不足と不安の渦中にあったのです。迫害の手も止まってはいませんでした。恐れと不安の中で、彼らはイエスが言われたように聖霊を求めて、祈りに専念したのです。そして10日の後に、その時がやってきたのです。弟子たちの祈っていた場所に激しい風のような響きが起こり、炎のような舌が分かれて、弟子たちの上にとどまったのでした。すると弟子たちは聖霊に満たされ、御霊が話させてくださる通りに、他国のことばで話し出したのでした。 この出来事は瞬く間に人々に知れ渡ることになり、集まってきた人々は聖霊に満たされた弟子たちを見て驚きを隠せませんでした。ペテロの説教によって人々は心を刺され、5000人もの人たちがイエスを信じる信仰に導かれるのでした。これが教会の誕生となったのです。
今こそ、私たちは聖霊の注ぎが必要です。聖霊様の助け無くして、私たちが経験しているこの状況を乗り切ることはできません。社会全体が手探りをしながら、コロナ後の生活の生活スタイルを模索しているのです。コロナ後と言っても、コロナの脅威は無くなりませんから、「コロナ時代」に生きるということになるともいえます。
そこで覚えることは、聖霊様と共に生きる生活の徹底です。ますます、私たちの生活を聖霊様主導の生活に切り替えてまいりましょう。今までももちろんそうであったでしょうが、なお一層です。
弟子たちが聖霊を受けて大きく変わったように、私たちも、自分の肉の力や考えに頼った生き方ではなく、聖霊様を仰ぎ、聖霊様に助けられ、導かれて歩んでいく者となりましょう。今までの信仰スタイルから脱皮し、聖霊様に飢え渇いて祈り始めていこうではありませんか。あなたの飢え渇きを満たすお方は聖霊なる神様以外にないのです。

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