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NO.607  2020.04.05

2020.04.05

「平和のきずなで結ばれる」

 

謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。からだは一つ、御霊は一つです。あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。(エペソ4:2-4)

 

コロナウィルスによるネット礼拝が続いています。このネット礼拝はあと2週間継続する予定です。4月12日のイースター礼拝、19日の聖日礼拝は共に、朝9時と11時の二回、ライブ配信を行います。兄弟姉妹は是非ライブ礼拝を通して礼拝にご参加ください。また、ネット環境のない兄弟姉妹は、各自、聖書を開き神様の語りかけを聞き、祈りをして礼拝を捧げてください。今週は詩篇23篇を読まれることをお勧めいたします。テーマは「主は私の牧者」です。
現下のウィルス感染拡大の状況では忍耐を強いられることが続いているかと思います。外出自粛、テレワーク、仕事の自宅待機、仕事減少や収入減。自粛に伴う体調不良。また精神的にも不安や恐れも伴います。しかし、どのような時も主イエス様は私たちの牧者であって、乏しいことはないと信じましょう。神様は私たちを養い、支えてくださいます。
ただ気を付けないといけないことは、一人一人が孤立してしまうことです。人と人の関係が希薄になり、互いの交わりができにくい状況になっています。
今、ソーシャルディスタンスという言葉がよく使われるようになりました。直訳すれば「社会的距離」となります。コロナウィルスの感染を防ぐために人と人との距離を2メートル取ろうというのです。濃厚接触を防ぎ、感染防止になるというのです。確かに、互いの距離を適切にとることは大切です。しかし、物理的な距離だけでなく、心理的な距離にまで影響を及ぼさないようにすることが大切です。互いの関係構築を拒絶することにまでなると問題です。
ただでさえも、人と人とのつながりが希薄な時代です。隣の人がどんな人か、何をしているのか、関係がないので関心もないということになります。
もう一度私たちの信仰の本質を考えてみましょう。罪を犯し、神様との関係が切れ断絶状態にあった私たちを、イエスキリストはこの地に来られて、私たちとつながってくださいました。また、ご自身のいのちを十字架にささげて、神様との関係を回復させてくださったのです。イエスキリストを通して、私たちと神様との関係が回復したのです。
イエスキリストが復活されたことを祝う復活祭、イースターはまさに、神との関係が回復されたことを喜ぶ時でもあるのです。共に一つ場所に集ってのイースター礼拝はできませんが、私たちは和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい」と言われているみ言葉に聞き従ってまいりましょう。
互いのきずなをしっかりと結ぶ努力をいたしましょう。直接会えなくても、電話やメール、ビデオメッセージ、LINEなどのSNSを通して、つながることができるのです。
今、集まってのセルができない状況かもしれませんが、Facebookやskype, LINE、Zoomなどを通して、オンラインセルができますので、工夫して挑戦してみてください。このような時だからこそ、私たちは互いにしっかりとつながることをしていこうではありませんか。 互いの愛と忍耐が試されているのです。

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