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NO.602  2020.03.01

「恐れるな。たじろぐな。」

 

恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。 わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。… わたしがあなたの神、主であり、あなたの右の手を固く握り、『恐れるな。わたし があなたを助ける』と言う者だからである。(イザヤ41:10-13))

 

新型コロナウィルスの影響が各地に広がっています。北海道では、三週間外出を控えるようにという緊急事態宣言がでました。政府も小、中、高校と臨時休校の要請を出し、ウィルス感染の蔓延を何とか防ごうとしています。連日マスコミでもリアルタイムで状況が刻々と流されている状況です。
ある牧師先生が、時代の転換点にはこのような疫病が度々起こってきているこを語っておられました。古代には天然痘、中世から近世にはペストが、19世紀はコレラ、第一次世界大戦時にはスペイン風邪(インフルエンザ)が流行しました。今回の感染症の世界的流行はグローバル化と関連付けられます。この様な疫病は聖書の記述からしても、これからも起こってくる可能性が大いにあるのです。
私たちはこのような事態にどのように対応すればよいのでしょうか。まづ第一にパニックに陥らないことです。今起きている混乱の中には、サン様なデマや嘘の情報が原因のものも多々あります。店頭からマスクや除菌液だけではなく、今度はトイレットペーパーまでなくなり始めました。マスクとトイレットペーパーの素材は違うのですが、マスクが不足するとトイレットペーパーまで不足するというSNSなどの情報で、買い占めが起こっているのです。
何か1970年代のオイルショックの時のトイレットペーパーの買い占め騒動を彷彿とさせるようなことが起こっているのです。そのようなことが起こると、十分あるはずのものがなくなるということが起こり、様々な物品の不足にまで波及していく可能性があるのです。
また、善意のデマというものもあり、私の所にも色々なところからメールやSNSなどが流れてきました。ウィルスが27~28度の温度で死ぬので、お湯を飲むのがい良いとか言ったものです。
もちろん適切に対応していくことは大切ですし、安心を抱くように対処することを心がけることは必要です。教会でも、街道に除菌液を噴霧することや、礼拝中のマスク着用、手すりなどの除菌、手洗い、握手の中止など対処しています。様々な状況を見ながら対処をしていかなければなりません。神様からの知恵と助けを求めつつ、最善を尽くしていきたいと思います。
しかし、何よりも私たち信仰者は神のみ言葉をしっかりと心に据えなければなりません。聖書は私たちに「恐れるな。」「たじろぐな。」と語っています。私たちの心の中を見ておられ、状況を知っておられる神様だからこそ、私たちを励まし、強めてくださっているのです。
恐れることなく、たじろぐこともない、その理由は「わたしがあなたの神だから」です。その神様は「わたしはあなたを強め、あなたを助け、私の義の右の手で、あなたを守る。」と言われ、「あなたの神、主であるわたしが、あなたの右の手を固く握り、「恐れるな。わたしはあなたを助ける」っておられるのです。ですから神様に信頼いたしましょう。主に祈りましょう。主はあなたを助け守り、その義の右の手であなたを守ってくださるのです。

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