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NO.601  2020.02.23

「主にゆだねよう」

 

ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。(マタイの福音書6:34:新改訳2017)

 

先日ある方とお交わりをしていたのですが、その方は色々なことを考えすぎて思い悩んでおられました。まずは仕事のことです。自分にこの仕事があっているのかどうか悩んでいる。距離が遠くて通うのが大変である。どうもこの会社はブラックのようで、将来があるのかどうか不安だと言われます。
次は家庭の問題です。子供たちとなかなかコミュニケーションが取れず、自分は親として失格ではないか。子供もゲームに夢中になり、アイドルのユーチューブばかり見ている。受験が近いのにいつも話すとイライラしてしまう。どう対応すればよいだろう。
将来についても不安です。生活も貯金を切り崩すことも多いので、このままで経済的に将来大丈夫だろうか。親の面倒もやがて見るようになるだろうから、そうなるとますます忙しくなり、出費も増えどうすればよいかわからない。
確かにお話を聞いていると、現実的な問題なので、つらい気持ちがこちらにもひしひしと伝わってきます。本当に心配事や不安が一杯で大変だろうなと思ってしまいます。それらをお聴きして、一つ一つイエス様にゆだねていくお祈りを一緒にさせていただきました。そうして神様のお言葉を一緒に読んで、すべて神様が導いてくださることを告白して祈りを終えました。
私たちも例外ではありません。いつも心配事を意識していると、それらが私たちの感情だけでなく、思考や行動にまで影響を及ぼしてきます。イライラ感が態度にも表れます。人生に対してマイナスのフィルターで見てしまうので、とても苦しくなり、希望が持てなくなってしまいます。
よく人は三回心配し悩むと言います。問題が来はしないかと先ず悩み、問題のただ中で悩み、解決した問題がどうなったのかと振り返ってまた悩むのです。
祈りを通して、全ての心配事や重荷を主にゆだね、ささげることが一番です。まず正直に神様に告白することから始めましょう。どんな気持ちを抱いているのか。なぜそんな不安や心配の気持ちを持ったのか。人から言われたことがあればそれもそのまま告白するのです。
次に、それらを主に捧げ、自分の手から神にゆだね、手放す祈りをしましょう。「これらをすべて主に捧げ、放棄します。」と告白ましょう。 誰か人に対して否定的な感情を持っているなら、「その人を赦し、祝福します。」と祈って、主にその人も主イエス様に捧げるのです。次に、黙想の時を持ちます。ささげた否定的な感情を袋などに入れて、主イエス様に捧げるイメージを描いてみましょう。主イエス様がそれを取ってくださったり、消して下さったり、運んでくださったりするビジョンやイメージや思いが与えられ、平安が来ます。すぐに平安が来なければ、主イエス様に助けを求めましょう。主が働いてくださいます。
最後に、聖書のみ言葉を告白し、できたら覚えて宣言しましょう。具体的にこれからどう行動をすればよいか、神様に問いながら一日を歩んでみましょう。何度も主に祈り委ねていくうちに、神様にフォーカスできるようになります。神様が助け、道を開き、大丈夫という信じる心が与えられてきます。神様は愛する子供たちを見捨てるようなことは決してなさいません。ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」というみ言葉を今日も受け取り、信じて歩んでまいりましょう。

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