「ひとりの人」
光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。(ヨハネ福音書1:5)

アメリカタイム誌の「今年の人」に16歳のスウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんが選ばれました。ご存知の通り、先日開かれた国連温暖化対策サミットでの彼女の演説は強力なインパクトを世界に与えました。その演説をするために、飛行機を使わず、スウェーデンからアメリカのニューヨークまで15日かけてヨットで渡ったことも話題となりました。
グレタさんは、2011年に気候変動について初めて知り、その対策がほとんど行われていないことを知って衝撃を受けます。そして学校を休んでスウェーデン議会の外に座って訴え続けたのです。それが取り上げられ、若者たちの心を動かし、地球温暖化対策運動の世界に広がるきっかけを作ったのです。それが今や国を動かし、世界に大きな環境保護のうねりを巻き起こしています。
現在、スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動の国際会議(COP25)でもパネリストとして参加。「最大の脅威は何も行動を起こさないことです」と訴えました。
一人の少女の行動が今世界を動かし始めているのです。このことは私たちにとっても大きなチャレンジです。自分は何もできない。自分の力などとても小さくて、一人の行動で何ができるのか。そう思ってしまうのが大半です。しかし彼女の行動は私たちに大きな勇気を与えてくれます。
イエスキリストがお生まれになった時も同様でした。わずかな人しか救い主の誕生を知ることはありませんでした。田舎のベツレヘムの馬小屋に救い主が生まれるなど誰も想像しませんでしたし、気にも留めませんでした。しかも、脅威を感じ恐れたユダヤ王ヘロデは幼子イエスを見出して抹殺しようとします。
イエスが宣教を開始して神の国の福音を伝えられましたが、多くの貧しい人たちや虐げられた人たち、救いを求める人たちがイエスのところに来て救いといやしを受けるようになります。しかし、当時の宗教指導者や支配者たちはそれを嫉妬し、ねたみ、ついにイエスをとらえて十字架に磔にしてしまうのです。
しかし、イエスの働きはそれで終わりませんでした。イエスご自身復活され人々に現れてくださいました。復活の主に出会った弟子たちは聖霊を受け、イエスの使命を受け継いで、世界に福音宣教に出かけて行ったのです。
最初は一人からです。一人の人の中に起こった小さな変化。あなたの中に始まった小さな希望や夢。それを大切に育ててください。。そんなことをして何になる、と思わないでください。人々に神様の救いを知ってもらいたい。幸せになってもらいたい。そんな動機を持たれたら、それを祈り始めてください。
神様が与えてくださった思いなら必ずそれは実現します。もちろんすんなりとそれが行くわけではないかもしれません。しかし、神に祈り、助けを求めるなら、必ず神様があなたを助け導いてくださいます。
あなたの中にある信仰の光、希望の光、救いの光、それを打ち消すことは誰もできないのです。