「受ける者から与える者へ」
このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。」(使徒の働き20:35)

先日開催された夏の聖会で、小さい頃から知っている青年に久しぶりに会いました。わんぱくでお母さんの手を煩わせていた頃のことも知っているので、その成長ぶりに少なからず驚きました。舞台の設定やPAなどの手伝いなど裏方の奉仕を一生懸命していました。指示によく従い、嬉々として奉仕をしているのを見て、神様に奉仕する喜びを知った人の姿は本当に素敵だなと思わされました。
私たちの肉体が年齢に応じて成長していくように、信仰も成長のプロセスがあることを覚えたいと思います。最初、信仰の初期は、右も左もわからず、赤ちゃんのようにみことばの乳をいただいて、成長し始めるのです。やがて、離乳食を食べるように、聖書的価値観を次第に身に着けて実践していけるようになるのです。少年、青年、成人へと霊的成長をしていくのです。
先ず、教会生活や兄弟姉妹との交わりを通して、また神様との交わりを通して、沢山の愛と祝福をいただいてほしいと思います。神に愛されている実感が信仰の土台としてとても大切です。愛されている感覚は私たちに大丈夫という感覚を植え付けます。何があっても神様が共におられ、神の子供とされているから大丈夫。という確信が必要不可欠です。そこから、神の愛に対してお答えしたいという思いと願いが起こってくるのです。
それが次のステップです。それは、受ける側から、与える側になっていくことを目指していくのです。
パウロもイエスキリストの言葉に従い、教会の聖徒に対して「受けるよりも与えるほうが幸いである』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。」と語っています。受ける側、すなわち消費者的存在から、与える側、すなわち貢献者的存在に進んでいくのがクリスチャンの成長のプロセスなのです。
私たちの教会では、一人一人の賜物を生かす奉仕グループを二つ発足させます。 一つは「エンジェルチーム」です。これはおもてなしのチームで、教会の二カ月に一度のお食事やゲストの接待、様々な交わりでのご奉仕をしていただくチームです。あなたの強みや賜物を生かしてみませんか。是非チャレンジしてみてください。第一回目のミーティングを10月20日日曜日の第二礼拝後持ちますので、参加をお待ちしています。
もう一つのチームが「チームホープ」です。これは「教会に行ってみたくなるプロジェクトチーム」のことです。今まで伝道チームとして活動していましたが、新たなチームとして再スタートをしたいと願っています。兄弟姉妹のアイデアや企画、賜物を生かして楽しい福音伝道をしていきたいと願っています。第一回目のミーティングは10月19日土曜日午後3時から教会で持ちます。是非神様のため、福音宣教のため、多くの人々にイエス様の愛を届けるために、賜物を用いていただきたいと思います。 兄弟姉妹の神様への貢献が大きく実を結ぶことを信じて共に前進して参りましょう!