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NO.571  2019.07.28

「ターニングポイント」

 

さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音を前進させることになったのを知ってもらいたいと思います。(ピリピ1:12)

 

本日、午後2時30分から朗読劇「真珠湾からゴルゴダへー淵田美津雄の生涯―」の公演があります。どうかこの機会をお見逃しなさらないように、是非ご出席ください。単に朗読劇を鑑賞するというだけではなく、一人の人の人生がどのように変えられたか、人生のドラマが語られるからです。
真珠湾攻撃の総大将であった淵田美津男氏が、真珠湾攻撃の英雄から一転して敗戦後の戦犯扱いを受けるに至り、人生の矛盾と価値観の混乱に陥ります。葛藤と苦しみの中でいかにそこから人生が展開していったか、本人の自叙伝をもとに作り上げられた朗読劇にご期待ください。
私たちの生涯には、人生を変えたターニングポイント(転換点)となった出来事があるのではないでしょうか。それは一度の場合もあれば、何度か訪れる場合もあります。しかもその転換点のほとんどは人生の困難に直面した場合に起こるようです。
伝道者パウロもいくつくかのターニングポイントを経験しました。キリストの迫害者からキリストの伝道者になったパウロですが、その伝道の歩みは多くの困難が伴いました。パウロに反対するユダヤ人たちの訴えで捕らわれの身となったパウロでした。彼はローマ皇帝カエサルの下での裁判を希望し、ローマに護送されていきます。捕らわれの身ですから、福音を語ることに多くの支障をきたします。
しかし、彼はこの苦境を福音が語られるチャンスと捉えたのです。第一はクリスチャン仲間の奮起です。パウロの投獄を知り、クリスチャン仲間が奮起して祈り宣教に熱心になっていきました。パウロに嫉妬するクリスチャンたちも反対の意味で、自分たちの名を上げるチャンスと思って熱心に伝道したというのです。
さらには、投獄されたことで、カエサルのエリート軍団である親衛隊に対して福音を伝えるチャンスが与えられたと考えたのです。ですから、投獄されたことが、かえって福音が前進することになったのだと受け止めたのでした。投獄されたことでかえって福音が前進したのです。
私たちの人生に起こってくる出来事をどう受け止めるかが非常に大切です。試練や困難を嘆くこともあるでしょう。しかし、この困難が自分にとっての新しい人生の展開のチャンスとして受けとめることができるなら本当に幸いです。試練や困難がなければ神を求めることはなかったかもしれません。自分の人生を見直すこともないでしょう。今受けている試練は私たちが変わることを促し、神に近づける試練なのです。
わたくしも現在体調を崩して、入院精密検査中です。2~3週間の予定ですが、これも神様が私に与えられたターニングポイントだと思っています。そしてこの状況を通して、さらに福音のために立つべく主が練り、潔め、整えてくださると信じています。
愛する兄弟姉妹、神様は常に最善を備えてくださいます。神様が備えておられる祝福の中へ導かれるために人生のターニングポイントを用意しておられるのです。今の現実を、神に近づく時として用いていこうではありませんか。主の祝福をお祈りいたします。

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