「時代を読む」
「時は満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」(マルコの福音書1:15)

あと3日で平成から令和に元号が変わります。それを記念して今年は特別に設けられた10連休のゴールデンウィーク真っ只中で、各交通機関は旅行する人たちでごった返しです。様々な印刷物や表示板、銀行など、元号に変えるための作業で大わらわです。この時を商機として記念グッズやお菓子など様々なものが企画され販売され始めました。しばらくこのブームは続くでしょう。
日本中がお祝いムードといった感じですが、一つの時代の変わり目として新しい令和の時代を受け止めることは有意義なことだと思います。特に私たち日本人は長期計画を立てるのは苦手な傾向にあるようで、このような元号の変わり目をきっかけに、自分の人生を見直すことは大切なことではないでしょうか。
今の時代をどう読むか。単に元号が変わってよかった。何か新しいことが起こりそうだ。そのような浮いた期待感だけではこの時代を乗り切ることは困難です。私たちは聖書を土台として生きる者として聖書から時代を見る目を養うことが必要です。
「時は満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」これがイエスが宣教を開始されたときの第一声でした。このイエスの声は今も私たちにとってリアルな声として第一に聞くべき声です。
すなわち、時が満ち、神の国が到来しているという事実です。誰でもそのことに目覚め、今までの生き方を悔い改めて、イエスを信じるならだれでも救われるのです。その恵みの時代がイエス以来、今も続いており、神の救いの門戸はだれに対しても開かれているのです。神の国の現実が、イエスの宣教を通して実現していったのです。人々は救われ、捕らわれ人は解放され、貧しい者には福音が伝えられ、癒しの業が起こる。神の国が実現していることの証拠です。
ですから、私たちはこの恵みの時代に生きている自覚を持ち、周りの人たちに福音を伝えていく使命を担っていることを真摯に受け止めましょう。特に日本においては、新しい令和の時代こそ宣教の働きが前進し、神のリバイバル(信仰復興)が起こると信じてまいりましょう。
またそれに加えて、世の終わりが近づいているという時代を見る目を持つ必要があります。確かに、神の恵みの時代に生きていますが、しかし、それは永遠には続かないのです。やがて終わりの時がくると聖書は語っています。イエスご自身がそのことを意識されていました。
マルコ13章にはイエスが語られた世の終わりの様相が記されています。詳しくここでは書けませんが、是非読んでみていただきたいと思います。まさにイエスが言われていた世の終わりの時代に突入しているのです。
ペテロも「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」(Ⅰペテロ4:7)と語っています。主の恵みの年に生きていることを覚え、しかし同時に、世の終わりの時代に生きている者として、目覚めて生きようではありませんか。
あなたの役割と使命を自覚してください。そして神が示される奉仕に優先事項を置き、日々の信仰の在り方を整えてまいりましょう。主はあなたを用いてくださいます。